会社の拡大予兆と今後の展望について

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
大阪のベンチャー企業として毎日、いつか日本を代表するような”地名に名が残るものを作る”という思いから人生をかけて事業を行っています。
暑い夏が完全に過ぎ去り、10月の少し冷える季節になりました。
僕たち建設業はどうしても夏の時期に仕事が減る傾向にありますが、今年はあまりにも忙しい年だったとうのが正直な感想です。
ありがたいことに昨年の売上高及び利益に関しては、上半期で無事に達成しこの10月から3月にかけて多忙期になると予想されることから、さらに準備と社員教育に力を入れていきたいと思っています。
さて、この上半期は様々な問題と新しいことが見えました。
主に次の三つが当社にとって大きな変化でした。
- 社員の建築の知識の向上
- 次の事業の準備が着々と完了
- 将来的にすべきことの可視化
この2025年も残りまもないですが、この3つが今月見えたことであり僕の中で大きなことだったなと思っています。
では、実際にどのように見えたのか詳しく話していきます。
社員の建築の知識の向上
具体的には社員の子たちに現場や実務を任せて、失敗を経験させること成功体験を積ませることによって一回りも二回りも成長してくれたなと感じました。
正直、ここまでできると思っていなくてもっと僕が現場に出るのかなと思っていたのですが、2人ともよく頑張ってくれています。
この後は、現場の管理や実務にさえ慣れた後は自分たちの思うように営業をして、横展開してさらに稼いでくれれば直良なので、ここから彼らも時間ができて思うように仕事ができるようになっていくと思っています。
まずは意味がわからず営業をしてボコボコにされて、現場を知って建築の知識を知った後で営業をすればどのように変わるのか?それを社員の子達には知って欲しいですね。
次の事業の準備が着々と完了
次の事業に関しては、リフォーム/リノベーションに繋がりやすいというか、源流である不動産の仕事をしたいとずっと思っていました。
シンプルに考えて、源流に行けば行くほど儲かると思うじゃないですか?
でも実際はそうではなくて、不動産と建築って水と油だなということを再度認識させられたこの半年でした。
実際に4月から新しい戦略として買取再販や仲介業、買取業といった不動産領域に関わる仕事に参入しようと考えて動きましたが、僕が先頭に立っていないこともあり、なかなかうまくいきませんでした。
そもそも僕が先頭に立ちすぎるのはいいことではないのですが、僕の戦闘力が加わらないのに社員たちが挑戦するだけでそもそもうまくいかないし、二足の草鞋(建築と不動産)をするには力不足なのが目に見えました。
しかし、この建設の源流となる不動産事業に取り組もうとすることによって見えた世界もありました。
それは、買取再販も売買仲介も鬼レベルが高すぎて、町工務店が戦える土俵ではないと確信しました。
レッドオーシャンの中でもトップクラスにレベルの高いゾーンだと営業活動を通じて感じたので、僕はライバルの少ないブルーオーシャンで戦ってきたこともあって、この売買仲介業と買取再販業からをメインでやることは、今の会社のリソースでは挑戦が難しいと判断して、一旦距離を置きました。
※来た話はやってますけどね。
しかし、全てが無駄ではなく難易度の理解、反響の確率、業界の状態が分かり、買取再販で物件をいろんな視点から見たことによっていろんな業者とも縁ができたり、僕たちも成長することができました。
そんな中、僕はそれでも不動産の領域に参入することは絶対に諦めない、必ず僕の求めるゾーンがあると研究した結果、この新事業に勝負をかけたいとずっと心の中ではあり、ついに決意が絡まりました、
そして、知人を1人当社にヘットハンティングし、専属でこの事業に専念させること。
再度このレッドオーシャンで競合も多い不動産領域に僕が先頭に立って、参入することがマストだと思っています。
当社の新事業は1月からリリース開始予定ですので、読者の皆様も楽しみにしててください。
僕はこれだけレッドオーシャンの領域の中で当社が圧倒的な強みを発揮できる業界の隙間を見つけました。
この新事業を成功させ、当社はさらに大きな会社になります。
将来的にすべきことの可視化
事業には、短期的な数字、中、長期な数字およびプランが必要だと僕自身も勉強していく中で大切にしていることです。
中でも経営者は毎日することが多すぎるので、目の前の今やるべきことにばかり目が行きがちです。
僕も短期的に数字を出すのであれば次のように動きます。
- リフォーム営業の母数を増やす
- 業務委託の社員を増やす
- 職人の外注と工務店の外注先を増やす
この3つをやれば正直短期的には売り上げがすぐに伸びます。
しかし、当社は外注に丸投げして中抜き業者になることを目指しているのではありませんし、反対のことを今思えばやっています。
- 代表の新規営業は控え、既存及び新規事業を伸ばして既存事業に繋げる
- 未経験、一般の社員を育て、既存の職人を大切にし、少しずつ新しい仲間を見つける
- 外注で丸投げのようなことはせずに、自分たちで勉強、パースやデザインも勉強
これらの施策が正解とは言いませんが、僕は中長期的に見ると前者より後者の方が優れていると確信しています。
今やるべきことはもちろん当たり前にあるのですが、もっと大切だと僕自身思って行動しているのが、”やったほうが後々必ず良くなる、そして楽になる”ことを優先してやれるかどうか?これが僕の方針です。
また、当社は今年、下記の投資を行いました。
- パートさんによるSNSの強化とデザインの強化、会社のパンフレット作成
- マイナビ転職を使った中途採用
- 会社の事務所増設のために新事務所の契約
- 軽トラックと車一台の入れ替え
- パースソフト1台の追加
- 許認可のための投資
- 会社の歩合や評価制度の明確化
- 新事業の研究のためのセミナー参加と研修
- 新事業の立ち上げと挑戦
- 防火、消防法の勉強、防災屋との協力体制の強化
- 新たな職人との関係性構築
- 新しい社員の雇用
- 社労士との顧問契約
- 資格取得のための費用捻出
- 工具備品の増加
- パソコンやインターネット設備の追加
- 社員研修の資料作成と実施
ここまでやるか?というほど動いてます。
そして、今すぐにやらなくてもいいのではないか?ということをやっています。
特にパートさんの雇用なんて中小の工務店はまだまだいるのか?というような状態でもあるので、正直暇にさせてしまうことも多々あります。
しかし、雇用することによって分かったこともありますし、逆を言えば取り入れるのをやめるべきことも見えました。
今後、パートさんを雇用する時はかなり時間やすべき仕事に関しては細かく言うかもしれませんね。
当社はまだまだベンチャー企業で私もまだまだ勉強中の未熟な経営者です。
そのため、上手くいくかどうかも踏まえて、会社に出た利益を使っていろんなことに再投資をして会社がよくなるように循環していくことを今は大切にしています。
ちなみにですが、僕は今年と来年の自分に向けたタスクと行動すべき指針は決めています。
- 2025年
- ホームページ増設2個(新事業とリクルートサイト)
- 職人集め
- 新事業の準備と社員研修
- 許認可の取得
- 新事務所開設準備
- 2026年
- 資格取得
- 社員育成と社員をさらに2人増加
- 施工事例の随時更新
- 資本金増資
- 新事業開始と不動産事業強化
2026年を見据えて始める準備をもう行なっています。
そして、備えある当社は2025年の残りも最高の結果とサービスを提供し、翌年の2026年も最高のパフォーマンスを発揮して会社をさらに大きくして社員の仲間に還元し、社員、職人、顧客、関係者各位の方々に土井工務店と出会ってよかったと思える会社にします。
土井工務店 土井
