こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
都心に近く、利便性の高い大阪市都島区。
この地で築30年を迎えたマンションが、現代のライフスタイルに合わせた快適で機能的な住まいへと生まれ変わりました。
経年による劣化や間取りの不便さを抱えていた空間が、リノベーションによってどのように魅力的な住空間へと変貌を遂げたのか、その具体的な実例を交えながら、リノベーションの可能性と魅力を深く掘り下げていきます。
リノベーションの背景と都島区の魅力
リノベーションを検討される方の多くは、既存の住まいに対する不満や、より理想的な暮らしを求める気持ちから始まります。
築30年という年月が経過したマンションは、設備機器の老朽化、間取りの陳腐化、断熱性能の不足など、さまざまな課題を抱えていることが少なくありません。
しかし、これらの課題を克服することで、新築物件では得られない、独自の価値と魅力を持つ住まいを手に入れることが可能です。
また、京橋や桜ノ宮といった商業施設が集積するエリアも近く、買い物やレジャーにも困りません。子育て世代にとっても、教育施設や公園が充実している点は大きな魅力でしょう。
このような都島区の利便性と住みやすさが、築年数の経ったマンションをリノベーションして長く住み続けたいという需要があるため、大阪の都島区で有名なマンションである、築30年ほどのベルパークというマンションの住人や購入予定の方の問い合わせが当社には何件もあります。
築30年の都島区のマンションといえば、ベルパーク
大阪市都島区に位置するベルパークは、単なるマンション群を超え、地域住民にとってのランドマーク、そして理想の住まいを求める人々にとって魅力的な選択肢として確立されています。
元々カネボウの工場跡地という広大な敷地を活かし、三井不動産が開発を手がけた大規模な複合開発地域であり、その歴史と規模は都島区の住環境を語る上で欠かせません。
ベルパークの名称は、旧カネボウ(鐘淵紡績)に由来する「ベル(鐘)」と、住宅地を意味する「パーク」を組み合わせたものです。1980年代から開発が進められ、特にベルパークシティG棟は日本で初めて100mを超える超高層マンションとして建設され、その先進性と規模で注目を集めました。
現在もベルパークは、ベルパークシティG棟、H棟、A棟、B棟、C棟、D棟、E棟、F棟、そしてベルパークヒルズ1号棟、2号棟など、複数にわたる棟からなる広大な敷地を誇ります。
この敷地内には、住居だけでなく、商業施設や公園、医療施設などが一体的に整備され、一つの「街」として機能しています。この歴史的背景と大規模開発という事実は、物件の信頼性や安定性をアピールする上で重要な要素となります。
ベルパークの最大の魅力は、その優れた生活環境にあり、敷地内には広々とした公園や水辺が整備されており、都会にいながらにして豊かな自然を身近に感じられる環境です。
これは子育て世代や自然を求める人々にとって大きなアドバンテージとなります。
近隣には淀川が流れ、河川敷の公園での散歩やジョギングも楽しめます。また、敷地内または隣接するベルファ都島ショッピングセンターには、スーパーマーケット、ドラッグストア、ユニクロ、ニトリ、家電量販店など、日々の生活に必要な施設が充実しています。
これにより、車を使わずとも買い物や用事を済ませることができ、居住者の利便性を高めています。小学校や中学校が敷地内またはごく近くに位置しており、子育て世代にとっては通学の安心感という大きなメリットがあります。大阪市内でも人気の友渕小学校区内であることも、子育て世帯にとって魅力的なポイントです。
交通アクセスも優れており、大阪メトロ谷町線都島駅まで徒歩圏内であり、梅田方面へのアクセスも非常に良好です。バス路線も充実しており、市内各所への移動もスムーズで、都心へのアクセス性と落ち着いた住環境のバランスが取れている点が、都島区全体の魅力と連動し、ベルパークの価値を高めています。
大規模マンションならではの充実した管理体制とセキュリティ設備も、居住者の安心感を支える要素です。
リノベーションのプロセス:計画から完成まで
リノベーションは、単に古くなったものを新しくするだけではありません。住む人のライフスタイルや価値観を反映させ、より豊かで快適な暮らしを実現するための創造的なプロセスです。ここでは、一般的なリノベーションのプロセスを順を追って解説します。
1. 理想のイメージを明確にするヒアリングとコンセプトメイキング(図面、設計やデザイン)

リノベーションの第一歩は、お客様の理想とする暮らしのイメージを具体的に共有することから始まります。どのような空間で、どのように過ごしたいのか、趣味や家族構成、将来のライフプランなども詳しくお伺いします。
例えば、広々としたリビングで家族団らんの時間を過ごしたい、在宅ワークに集中できる書斎が欲しい、ペットとの共生空間を充実させたい、といった具体的な要望をヒアリングを通じて引き出します。
これらの情報を基に、リノベーションの方向性を定めるコンセプトを策定し、今回の都島区の事例でも、お客様の「家族が集まる開放的な空間」という要望を軸に、光と風を取り込むデザインをコンセプトとしました。
2. 専門家による現地調査と現状把握

お客様のイメージとコンセプトを具体化するために、専門家による現地調査を行います。建物の構造、配管や電気配線の状況、日当たりや風通し、周辺環境などを詳細に確認し、リノベーションの実現可能性を探ります。
この状態は、完成前の写真の様子です。
いわゆる完成前(boforeになります)です。
築30年という年月を経たマンションでは、見えない部分の劣化や修繕箇所が潜んでいることも少なくありません。
これらの現状を正確に把握し、必要な補修や対策を盛り込んだ計画を立てることが重要です。特に水回りの配管などは、将来的なトラブルを避けるためにも入念なチェックが不可欠です。
3. 具体的な形にするプランニングと設計
ヒアリングと現地調査の結果を基に、具体的な間取りの変更案、内装デザイン、使用する素材、設備機器などを盛り込んだプランを作成します。
お客様の要望と予算、そして建物の条件を考慮しながら、最適なプランを提案し、平面図だけでなく、立体的なパースやデザインなどを活用することで、完成後のイメージをより具体的に共有できるよう工夫します。
何度も打ち合わせを重ね、お客様の納得がいくまで調整を繰り返します。都島区の事例では、採光を最大限に活かすため、壁を取り払ってリビングダイニングとキッチンを一体化させる大胆な間取り変更が検討されました。
4. 費用とスケジュールを明確にする見積もりと契約
プランが固まったら、それに基づいた詳細な見積もりを作成します。工事費用の内訳や工期を明確にし、お客様に安心してリノベーションを進めていただけるよう努めます。
見積もり内容に合意いただければ、正式に契約を締結し、工事へと移る準備を進めます。
予期せぬ事態が発生することは珍しくありませんので、緊急時のための予備資金と、明確なコミュニケーション経路をあらかじめ確立しておくことが重要です。
5. 経験豊富な職人による施工と現場管理
契約締結後、いよいよ工事が始まります。経験豊富な職人たちが、設計図に基づき丁寧に工事を進めていきます。
現場では、設計士や現場監督が工程管理や品質管理を徹底し、安全に配慮しながら工事がスムーズに進行するよう監督します。
お客様にも定期的に現場の進捗状況を報告し、必要に応じて現場で確認していただく機会も設けます。築30年のマンションの場合、構造上の制約や思わぬ発見があることも想定されるため、臨機応変な対応力が求められます。
6. 新しい暮らしの始まり完成と引き渡し
工事が完了したら、お客様に最終確認をしていただき、問題がなければ引き渡しとなります。新しい住まいでの生活が始まる瞬間です。
リノベーションは、単なる工事ではなく、お客様の理想の暮らしを実現するパートナーとしての役割を果たすことを目指します。アフターフォローも充実させ、引き渡し後も安心して暮らしていただけるようサポートします。
都島区のマンションリノベーション実例:劇的な変化
ここからは、実際に都島区で行われた築30年マンションのリノベーション実例を詳しく見ていきましょう。お客様の具体的な要望と、それを実現するためにどのような工夫が凝らされたのかを掘り下げます。
1. 閉鎖的だったLDKから開放的なワンフロアと間接照明

築30年のマンションによく見られるのが、細かく区切られた間取りです。特にリビング・ダイニング・キッチンがそれぞれ独立しており、採光や風通しが悪いという課題を抱えている物件が多く見受けられます。今回の事例でも、リノベーション前は壁で仕切られたキッチンとリビング、そして独立したダイニングが、それぞれ孤立した空間となっていました。
そこで、まず行ったのが、壁を取り払い、LDKを一体化させる大胆な間取り変更です。構造上撤去できない柱や梁は残しつつ、可能な限りオープンな空間としました。
これにより、窓から差し込む光がLDK全体に行き渡り、驚くほど明るく開放的な空間へと変貌を遂げました。家族が常に顔を合わせ、コミュニケーションを育むことができる、理想的なLDKが実現しました。
2. 使いづらかったキッチンが対面式へ

以前のキッチンは、壁付けタイプでリビングやダイニングから孤立しており、料理中に家族との会話が途切れてしまうという不便さがありました。今回のリノベーションでは、対面式のI型キッチンを導入しました。
また、当社の提案で抑えるところは抑えようということで、最高級の機能のキッチンではなく、中ランクのシエラS採用し、無駄なオプションはやめるようにしました。
これにより、料理をしながらリビングにいる家族と会話を楽しんだり、子どもの様子を見守ったりすることができるようになりました。
また、キッチンの背面には大容量のパントリーを設ける予定で、食品や調理器具をすっきりと収納できるようにしました。
これにより、常に整理整頓された美しいキッチンを保つことが可能です。機能性とデザイン性を両立させたキッチンは、まさに家族の集まる中心となりました。
実際の施工事例を下記のリンクに貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。

3. 古くなった水回りを最新設備に一新
築30年のマンションでは、浴室、洗面、トイレなどの水回りの設備も老朽化が進んでいることがほとんどです。
機能面だけでなく、清潔感やデザイン性も最新のものに比べて劣る点が課題でした。
特にベルパークでは旧配管を入れ替える工事を行なっており、中でも占有部分は各自で行うのか、業者に任せるのか?
棟によって異なるという不思議な状況がありました。
今回のリノベーションでは、浴室を古いデザインのタイルのユニットバスから、広々としたユニットバスに交換しました。足を伸ばしてゆったりと浸かれる浴槽や、ミストサウナ機能など、最新の設備を導入することで、一日の疲れを癒す快適なバスタイムを実現しました。
お風呂は下記の記事を参考にしてください。同じモデルのユニットバスを選びました。

洗面台も収納力のあるワイドタイプに変更し、朝の身支度がスムーズに行えるようになりました。
トイレも節水型の最新モデルに交換し、エコで快適な空間に生まれ変わりました。
水回りは日々の生活に直結する部分であるため、リノベーションによる満足度が非常に高いポイントです。
4. 収納を充実させ、すっきりとした暮らしを
マンション暮らしで常に課題となるのが収納スペースの確保です。以前のマンションには、十分な収納スペースがなく、物があふれがちでした。
リノベーションでは、各部屋にクローゼットを新設しただけでなく、リビングにも壁面収納を造作しました。これにより、リビングに散らかりがちな小物や本などもすっきりと収納できるようになりました。
また、玄関にはシューズインクローゼットを設け、家族全員の靴はもちろん、ベビーカーやアウトドア用品なども収納できるスペースを確保しました。
収納が充実することで、常に整理整頓された空間を保ち、すっきりとした快適な暮らしが実現します。
5. デザイン性を高める工夫:素材と照明
機能性だけでなく、デザイン性にもこだわり、お客様の理想とする空間を追求しました。床材には、温かみのある無垢フローリングを採用し、足触りの良さと経年変化を楽しめるようにしました。壁面には、一部にアクセントクロスやエコカラット®を使用し、空間に奥行きと表情を与えています。
照明計画も工夫し、ダウンライトや間接照明を効果的に配置することで、時間帯やシーンに合わせてさまざまな雰囲気を演出できるようになりました。特にLDKでは、ダイニングテーブルを照らすペンダントライトが空間のアクセントとなり、家族団らんの時間を優しく包み込みます。
6. 断熱性能の向上で快適性と省エネを実現
築年数の経ったマンションは、断熱性能が低いことが多く、冬は寒く夏は暑いという課題を抱えています。
今回のリノベーションでは、窓に二重サッシを導入し、壁や天井に断熱材を追加することで、断熱性能を大幅に向上させることもできます。
また、二重冊子は選ぶ商品(インプラスやペアガラス)次第では補助金、先進的窓リノベが採択される可能性もあります。
これにより、外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率がアップ。光熱費の削減にも繋がり、快適な室内環境を一年中保つことができるようになりました。また、遮音性も向上したことで、外部からの騒音も軽減され、より静かで落ち着いた暮らしが実現しました。
リノベーションで得られるメリット
今回の都島区のマンションリノベーション実例からもわかるように、リノベーションにはさまざまなメリットがあります。
1. 理想の空間を自由にデザインできる

新築物件では、決められた間取りやデザインの中から選ぶしかありませんが、リノベーションであれば、お客様のライフスタイルや好みに合わせて、間取り、内装、設備など、すべてを自由にデザインすることができます。
世界に一つだけの、自分らしい住まいを手に入れることが可能です。
2. 新築よりもコストを抑えられる可能性がある
一般的に、同等規模の物件であれば、新築を購入するよりもリノベーションを行う方がコストを抑えられる可能性があります。特に、都心部の利便性の高いエリアでは、新築物件の価格が高騰している傾向にあるため、中古物件を購入してリノベーションを行うという選択肢は、経済的なメリットも大きいです。
3. 立地や環境を選べる自由度が高い
新築物件は、開発が進むエリアに集中しがちですが、中古物件であれば、長年住み慣れた地域や、希望する学区、通勤に便利な場所など、より立地や環境を重視して物件を選ぶことができます。今回の都島区の事例のように、住み慣れたエリアで理想の住まいを手に入れることができるのは、リノベーションならではのメリットです。
4. 資産価値の向上に繋がる
適切なリノベーションを行うことで、物件の資産価値を高めることができます。特に、水回りや設備機器の更新、間取りの改善、断熱性能の向上などは、将来的に売却する際にも有利に働く可能性があります。
5. 環境負荷の低減に貢献
既存の建物を活用し、長く住み続けることは、新しく建物を建てるよりも環境負荷を低減することに繋がります。建物の解体や新築工事で発生する廃棄物やCO2排出量を削減し、持続可能な社会の実現に貢献することができます。
リノベーションを成功させるためのポイント
リノベーションを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
1. 信頼できるリノベーション会社を選ぶ
リノベーションは、お客様の理想を形にする専門知識と技術が求められる複雑なプロジェクトです。そのため、お客様の要望をしっかりとヒアリングし、適切な提案をしてくれる、信頼できるリノベーション会社を選ぶことが最も重要です。
過去の実績、担当者の知識や対応、見積もりの分かりやすさなどを比較検討し、納得のいく会社を選びましょう。
2. 予算を明確にし、優先順位を決める
リノベーションは、こだわり始めると費用がかさみがちです。事前に予算を明確にし、その中で何に優先順位を置くのかを決めておくことが重要です。
例えば、水回りの設備は最新のものにしたいが、内装材はコストを抑える、といったように、メリハリをつけることで、予算内で理想に近いリノベーションを実現できます。
3. 長期的な視点で計画を立てる
リノベーションは一度行うと、簡単にはやり直せません。
将来のライフスタイルの変化も考慮し、長期的な視点で計画を立てることが大切です。例えば、お子様の成長に合わせて間取りを変えられるようにする、高齢になっても暮らしやすいバリアフリー設計を取り入れる、など、将来を見据えた計画を立てましょう。
4. 情報収集を怠らない
インターネットや雑誌、SNSなどでリノベーション事例を積極的に情報収集し、自分のイメージを具体化することが重要です。さまざまな事例を見ることで、新たな発見やアイデアが生まれることもあります。
ショールームに足を運び、実際に素材や設備に触れてみるのも良いでしょう。
5. コミュニケーションを密にする
リノベーション会社とのコミュニケーションは非常に重要です。
疑問点や不安な点は遠慮せずに質問し、自分の要望を明確に伝えることが、満足のいくリノベーションに繋がります。
進捗状況の確認や、変更点の相談など、常に密なコミュニケーションを心がけましょう。
まとめ:都島区のリノベーションで叶える理想の暮らしを作る都島区の土井工務店
大阪市都島区の築30年マンションのリノベーション実例は、古い物件が持つ可能性を最大限に引き出し、現代のライフスタイルに合わせた快適で機能的な住まいへと生まれ変わるプロセスを具体的に示しています。
閉鎖的な間取りから開放的なLDKへの転換、最新設備への一新、収納の充実、そして断熱性能の向上など、多岐にわたる改修が施された結果、お客様の理想とする「家族が集まる開放的な空間」が実現しました。
リノベーションは、単なる修繕や改修ではありません。
それは、住む人の個性やライフスタイルを反映させ、より豊かで快適な暮らしを創造するための投資です。
都心に近く、住環境の良い大阪市都島区で、築年数の経ったマンションをリノベーションするという選択肢は、新築では得られない独自の価値と魅力を提供します。
当社、株式会社土井工務店では、リフォーム/リノベーションに特化して都島区のマンションや戸建てのリノベーションやリフォームを行ってきました。
設計、デザイン、施工、管理、建物の売買まで一貫してできる工務店であり、自社で完結してできる本格的な工事業者です。
また、金融機関と独自の連携もあって、リフォームローンの提携や銀行融資、住宅ローンのアドバイスもスムーズに行うことができます。
もし、今お住まいのマンションの間取りや設備に不満を感じていたり、中古マンションの購入を検討しているけれども内装や機能面で不安があるという方がいらっしゃれば、ぜひリノベーションを検討してみてください。
経験豊富な専門家と協力し、入念な計画を立てることで、築30年のマンションが劇的に変身し、お客様の理想の暮らしを叶える、新しい「我が家」となることでしょう。都島区で新しい住まいを検討されている皆様にとって、この実例が少しでもお役に立てれば幸いです。
それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史