【手抜き工事】大阪府枚方市のお家の風呂の床下で発見

bathtenukikoji

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
今回の記事は大阪府枚方市のお家に点検の仕事で見つかった手抜き工事をシェアしたいと思います。

今回のお家は綺麗なお風呂だし、本当に長持ちしている!手抜き工事なんかないよ!と言っている夫婦のお家であったお風呂の手抜き工事です。

ある日、僕はエコキュートの点検でお家を訪問し、床下を見て水漏れが無いか?確認したところ衝撃でした。

ユニットバスを支える束が半分に割れたブロックでした。

悪質な不良工事というよりはただの手抜き工事で、材料を安くするために費用を抑えたとしか考えられない。
また、このような手抜き工事は新築の時から住み始めた家で起こったもので、昔の旧耐震の建築基準法というわけでもなく、新耐震の建築基準法で起こった手抜き工事でした

このお家は注文住宅というよりは、分譲の建売だったため職人が工期急いでいたのか?
それとも請負金額がそもそも安すぎたのか?それは工事をした業者にしか分かりません。
あまりにも最低な工事でこの辺り一体の家は同じ会社で建てられてるらしいですのですが、その会社は今では倒産して無いようです。

この枚方市の分譲住宅一帯の地域にある多くの建売が手抜き工事の被害にあっているのか?という疑問が素直に生まれました。
ではなぜこのような工事が起こるのか?お客さんはその後どう対応したのか?そんな話を今日はしていきましょう!

目次

今回なぜお風呂の手抜き工事が起こってしまったのか?

基本的にお風呂の束石や足の部分は、束石のような形であったり、高さがなければユニットバスの足が着くように調整されています。
今回、枚方市の分譲建売の手抜き工事が起きた原因として考えられることは、”工事費用の削減や質の悪い職人の雇用”これにつきるのではないでしょうか?

今回の手抜き工事は割れている中途半端なブロックを使用し、それを二段積んでいるという手抜き工事。
確かにユニットバスを設置したばかりの新築やリフォーム後すぐの状態ではこの状態でも、事故は起きにくいかもしれませんが、お家の人は安心して住むことは難しいと思います。

特に日本は地震大国で、今後何度も地震と向き合っていく必要もありますし、南海トラフ地震も必ず発生すると言われています。
そんな大阪の枚方市で海が遠いとはいえ、このような家で住むのはどうなのだろうかと感じました。「

皆さんは自分が毎日入るお風呂の下の土台がこのように割れたブロックで、積み重なって支えられていたらどうですか?w
僕なら体重もあるので、安心して浴槽には浸かることはできないですね。

お客さんは手抜き工事を10年間知らなかった、その後

僕がこの手抜き工事に発見したのは、新築から10年経っているお家のことでした。
基本的に新築住宅は契約不適合責任が工事した会社、または建売の不動産会社に課せられますが、このお客さんは10年経ってしまった。

僕たちに工事を依頼するとお金がかかるから、工事した会社、または建売の不動産会社に問い合わせたらどうだ?と聞いたところ工事した会社に補償ではなく、見積もりが来たそうですねw

余談ですが、新築工事であれば契約不適合責任で無料でリフォームするのが当然なのですが、今回は10年以上経過しており、工事を実際にした業者はすでに飛んでいません。
そのため、誰も責任を取らない不思議な現場になってしまったのを今も覚えています。

僕も発見した身としては報告せざるを得なかったのですが、お客さんの悲しそうな姿はなんとも言えないかったです。
また、お客さんは明日からもこのユニットバスで入浴し、シャワーを浴びると思うと今は良くてもお風呂が経年劣化してコーキングが外れたらどうなるのだろうか?など僕は思ってしまいました。

結局、お客さんは安心・安全を優先してお風呂リフォームすることを考え始めたようですが、築年数的にも変える必要がないと僕は思っていたので、束石だけ交換しましょうと提案させていただきました。

この時に100万円近くかかるお風呂のリフォーム代を束石の交換だけなのは、本当にラッキーだったと思います。

今回、発覚できたのは点検やメンテナンスをしたから

お風呂の手抜き工事を発見できたのはお風呂の点検・メンテナンスを行ったからです。
今回はお客さんの紹介ということで僕も気合を入れて、床下に問題がないか点検をしたところあまりにも大きな手抜き工事があったので正直驚きました。

やはりお家というのは定期的な点検やメンテナンスはするべきなのでしょうね。
ただ、自分で言うのもどうかと思うのですが、これが悪質な訪問販売であればお風呂のユニットバスの交換をさせられていたと思います。

僕は営業としては失格ですが、人としては正しいことをしたんじゃないかな?と今も思います。
そして、その時に正しいことをしたことが今になって、会社を設立するまでに至っているのではないかな?と感じています。

今後ともこういった大きな工事をいただく機会が増えそうですが、僕はその度に本当にお客様が望んでいるか?自分が売りつけたのではないのか?本当にお客様のためになっているのか?と言ったことに自問自答していく所存です。

お風呂の手抜き工事を防ぐには、工事ができる職人、会社の見極めが必要

お風呂の手抜き工事を防ぐには、一番は依頼する会社を間違えないこと。
お風呂は最初の下地や解体の寸法などがとても重要になり、必要な職人も多いんです。

  • 水道屋 給水給湯配管・排水
  • 電気屋 電気照明
  • 大工 風呂のドア枠や勝手口の造作工事
  • 左官 コンクリート土間打ち
  • 解体 既存浴室解体工事
  • ダクト 換気扇のダクト工事
  • ユニットの組み立て メーカー指定施工orユニットの免許

浴室のリフォームには、これだけできる職人が必要で専門性が高く、DIYで誰でも簡単にというわけにはいかないということを知っていてください。
また、リフォームを依頼する業者の選定はもっと大事なので、下記の記事に詳細を書いています。

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【工務店が解説】工事が下手な業者と手抜き工事が起きる理由 近年、手抜き工事や違法建築が注目されるのと同時に当たり前のように現場では多少の手抜き工事や、コスト削減が行われている令和時代。

先に結論から言うと、カバー工法をする事によって家の状態が悪くなるのは下地が鉄製、つまり平板のような金属屋根やサイディングの上にカバー工法をすることにより、中に湿気がたまることが原因。

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