大阪市都島区にある土井工務店代表の土井(@takeshidoi73)です。
リフォーム/リノベーション専門店を経営、土地建物買取再生事業の経営と最近はガレージハウス作りをしております。
最近ビルトインガレージの相談が当社に増えておりますが、建築基準法の関係で諦めて最終的に当社に相談が来るというケースが増えました。
当社では、新築としてガレージハウスを作ると建築基準法違反、違法建築物になってしまうのを防ぐためにリフォームやリノベーションでビルトインガレージを推奨しています。
しかし、このビルトインガレージにも大きく分けて次の3つのデメリットがあります。
- 工事費用として、初期コストがかかる
- 既存の家の広さや間取りで作れるガレージが決まる
- 専門的な業者で無ければ施工が難しい
この三つの要件をクリアする必要があり、特に専門性が高い工事なので、お金があるから誰でもやってくれというわけでは無いんですね。
こう言った点を含めてもっと詳しくビルトインガレージのデメリットについてお話していきましょう!
ビルトインガレージのデメリット3選
何をするにも新しいものを作る際には何かを削る必要があります。
ビルトインガレージでは特に既存のものを解体して、新しいものを作るためコストはもちろん、既存の広さや間取りでも工事に金額も変わりますし、ビルトインガレージにもデメリットは存在します。
工事費用として、初期コストがかかる
当然ですが、ビルトインガレージは解体はもちろん初期費用が大きくかかります。
また、その初期費用の間に駐車場があるわけではないし、工事自体も長いため時間はかかります。
そして、ビルトインガレージには次の工事が基本的に必要です。
- 解体工事
- 大工工事
- 電気工事
- シャッター新設工事
- 土間工事
- その他諸経費とオプション
これらを踏まえた上で設計とデザインを考えて工事していく必要があります。
既存の家の広さや間取りで作れるガレージが決まる
このガレージを後から作る工事には必ずと言っていいほど、既存の間取りが重要になります。
既存の間取りに余計なものが入っていたり、水回りが設置されている場合は、その水回り(キッチン、トイレ、洗面、風呂)などを移設する工事を考えた上で、間取りを考えて設計していく必要があります。
シンプルに工事を簡単にできるものではなく、既存の間取りから設計していくことと、その他の工事どうするのかという点を考えた上で工事をしてビルトインガレージの広さを設計していく必要があります。
専門的な業者で無ければ施工が難しい
ビルトインガレージ含めガレージの工事は広さによって構造や設計が変わるので、正解はありません。
木造であれば、間口を広げるためにトラス構造にする場合や、そもそも軽量鉄骨で組むガレージもあります。
正解はありませんが、共通して言えるのは施工が難しいということです。
そして、工事ができる会社の条件として、設計とデザインができる、そして工事の内容を把握して経験があるということが必要となあります。
ビルトインガレージが不可能な家について
シンプルに不可能になる家の一番の理由は予算になります。
しかし、実際の予算とガレージの可否についてはなかなか思っていたよりもというケースがあり、そのケースがビルトインガレージが不可能な家です。
これは言葉の綾なのですが、絶対に不可能ということはなく実質的にお金の面で不可能という意味でもあり、その一番お金がかかる理由が水回りの間取りが正面にあり、移設が必須であるということです。
そして、何よりも傾いている家であれば、インナーガレージの施工の前の段階で不具合が起きていることがよくあるので、
施行中は傾いた壁や床を直す必要があるので、工事と後期は延長しやすい傾向にあります。
ビルトインガレージをDIYするデメリット
上記の記事にDIYのデメリットをまとめました、
実際にDIYの後の物件は工事をすると、気が付かない様な状態にあっているケースが多いので、個人的にはその後の工事は面倒な工事が多いので好きではありませんね。
詳細は上記のブログ記事を読んでください。
締め:ビルトインガレージはメリットの方が大きいと思う
どちらが良いとは正直甲乙つけがたい点はありますが、ビルトインガレージのデメリットについて今回書いた記事に対して、ビルトインガレージのメリットについて書いた記事を今回記載しております。
また、この内容を踏まえてどちらのビルトインガレージの考え方が合っているか考えてもらえたらなと思います。
当社は大阪市都島区の土井工務店ではありますが、なぜか僕が柔道の元日本代表だったこともあって様々な地方の県外の人からも問い合わせがあり、ガレージハウスの工事もさせていただきました。
その際にガレージハウスは必ずしも全てのお家に合うものでは無いと分かりましたし、何よりも間取りやそのお家の状態、完成イメージなどの影響も少なからず受けるので、専門性の高い業種だなと改めて感じます。
契約が欲しいからといって、安い材料や、手を抜いた工事はもちろんしませんし、その様なケースになる場合は基本的に工事はお断りさせてもらっています。
お客様が安心して土井工務店なら任せられるそんな会社を目指して、唯一無二の工事会社になるべく日々の工事に精進しております。
ご縁があり、当社をお見かけしたら一度ご連絡していただけると当社も嬉しい限りです。
今後とも、精進して更なるサービスの向上と職人のマナーアップに努めてまいります。
土井工務店 代表 土井健史