こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
最近、大阪市の都島区、旭区、城東区で水漏れや雨漏れが多く火災保険を使って破損部をリフォームしたい!というお問い合わせが土井工務店に増加中です。
火災保険を使ってリフォームすることは、基本的に自然災害また火災保険の保証内容によっては、火災保険は適用されません。
また、保証の対象外にもかかわらず工務店と結託して火災保険を使用して、保証外の保険を引き出そうとする悪質な火災保険の請求の動きをする業者が増加しています。
僕自身が、水漏れや雨漏れの問い合わせで現地調査に行った際、驚いたことが、明らかに自然災害ではない状況、つまり故意に破損させたような怪しい現場に遭遇したことがあったので、読者の皆様が間違った知識をつけないように俺は動画と記事にしたいと思いました。
読者の皆様もご存知の通り、一番気になるのは火災保険にそもそもリフォーム工事が使えるのか?という点です。
僕に関しては、工事は工事のプロとして現場を見ていますが、火災保険に関しては正直素人なので全てを知っているわけではなかったので、実際に保険の代理店を経営している役員の方に動画と記事のインタビューをさせてもらいました。
今回はそのインタビュー内容と私の経験を踏まえて、火災保険で疑問に思っていることを言語化して、実際のリフォーム工事の現場を組み合わせて記事を更新したいと思います。
リフォームをする際に火災保険を使って不正請求する工事会社と顧客の増加
都島区や旭区、鶴見区、城東区などから最近問い合わせで火災保険を使ってリフォームができませんか?という相談と、すぐに見積もりが欲しいという相談を最近よく受けます。
ですが、本当にリフォーム工事をするという保証は無く、お客さんの中には保険金だけを受け取り工事は一切せずにおくというお客様と結託してバックマージンを受け取る悪質な工事会社がますます増加しています。
この見極めは本当に難しく、当社では下記の文言を見積もりに加えるようにしています。
保険会社様への見積書送付は、工事契約後以外の転載及び使用をお断りしております故、無断使用の場合は然るべき措置を取らせていただいております。
このように記載しており、少しでも保険会社への無断使用を減少させるように当社では取り組みを行っています。
実際問題、保険の調査員から電話がかかってくる場合もありますし、当社の従業員をリスクから守るためには全力で対処しているような状況です。
実際問題、インターネットの普及によって火災保険でリフォームを使う裏技!火災保険でリフォーム、リフォームの補助金申請、これらの捻じ曲がった情報がお客さんに届けられているのが現状です。
そのため、当社では初めにお客さんに、火災保険の説明から行います。
注意:リフォームができる保険は次の3つだが、保険料が上がる可能性もある
リフォームに使用できる保険は次の3つ
- 汚損・破損
- 風災による被害
- 水漏れによる被害
ですが、基本的に火災保険は風災を除く次の災害補償に関しては、別途オプションという形で火災保険料を支払う必要があるようです。
そのため、マイホームを購入した方はマイホーム購入時に火災保険を見ていると思いますので、一度契約の内容を確かめて本当に必要なのか?という点を吟味していく必要があると思いました。
この動画では、保険会社による保険料の違いはあるのか?火災保険について少し聞いています。
参考までにお金のことなので必要な方はご覧ください。
火災保険を使ってリフォーム工事ができる場合の条件と定義
基本的に火災保険を使って工事ができる場合は、なぜこのような事故になったのか?という点を見て、原因の起点から判断される場合が多いです。
そのため、老朽化、経年劣化などのそもそもの建物の寿命である場合には、火災保険の適用が厳しく、正直言って保険会社がどう判断されるか?保険会社や保険の鑑定人次第と言うしかありません。
また、火災保険の申請の際に申請ができないというわけではありません。
火災保険が適応されるかどうかは、分からないと言うことだけの話で、結果はどうなるかはわかりません。
しかし、経年劣化かもしれない、風害や水害、破損、汚損が原因ではなく、経年劣化と判断される場合や、際どい場合はもちろん調査員が来る可能性もありますので、一概には火災保険が必ずしも使えるとも言うこともないのです。
火災保険を使ってリフォームすることは、法律的に合法なのか?違法なのか?
様々なケースを損保メインで保険の代理店の役員をしている方と対談している内容です。
災害によって工事をしなくてはならない状態で、火災保険が使えない場合の対処法
結論から言うと、普通に工事するしか方法はありません。
ですが、現金がないと言うお客さんももちろんいますし、その場合当社では、提携先の銀行からのリフォームローンの紹介をさせていただいたこともあります。
他にも火災保険が使えないなら、お家を売ってしまおうと決意をされた方の物件の買取をしたこともあります。
また、相続をして火災保険を使わなければならないんだけど、どうすればいいと言う相談も受けたこともあり、その場合は当社の提携先の司法書士の先生や保険屋さんを紹介させていただいています。
ちなみにですが、相続のお家を買い取った時はお家の中に残った物の残地処分から特殊清掃まで当社はさせていただいており、思いや気持ちの詰まったものまで綺麗にご相談のもと対応させていただいたり、処分、買取させていただいていたこともあります。
火災保険の申請が通ってないが、緊急でリフォーム工事をして欲しい人
火災保険の申請はまだ通っているわけではないが、緊急でどうしても工事をして欲しい場合があります。
- 台風によって屋根や瓦が破損して、屋根から雨漏れしている
- 水漏れで水が使えない
- 屋根からアンテナが落ちそうで危ない
- 壁が落ちかけて通行人に被害が出そう
このようなケースはすぐにでも工事が必要ですが、お金との相談が必要な場合も多く、どうするべきか悩まれる人が多くいます。
そんな人向けに下記の記事を貼っておきます。

正しい工事をしてきた工務店であれば、工事前と工事後の写真は撮っているので基本的に工事後でも火災保険の申請は問題ありません。
火災保険の使用が悪質かもしれないと推測された場合、保険の鑑定人が来ることもある
僕は責任を持って、火災保険の悪質な請求や手抜き工事をしないため、過去に一度保険の鑑定人、つまり調査員さんが来て、お話ししました。
下記は、その際に土井工務店さんは説明、写真共に誠実で、見積もりの金額も故意にあげたりせずに出している丁寧な業者だということを言っていただいた時の記事です。

僕はマッチョで見た目は男前のお兄ちゃんなので、保険の鑑定人の方も驚いたことでしょうw
実際の記事の内容をまとめると、大正区にあるライオンリハビリデイサービの看板自体が強い風の影響で湾曲しており、看板に大きな雨漏れがあり、下のサイディングは破損して床につきそうな勢いでした。
結果的に、満額での火災保険適用が認められ、私たちもリフォーム工事業者として選んでいただいたことに責任を持って対応出来たと感じた日でした。
ちなみにですが、保険の鑑定人は工事業者が故意に保険が適用されるような行為をした場合、すぐに見抜きますので保険の不正請求はやめてくださいね。
工務店の選び方:手抜き工事をしない保険の申請に強い工務店に相談することを推奨
実際に火災保険の申請は難しく、素人では厳しいものがあります。
また、工務店によって得意・不得意がありますので、結果的に利益を残すためにも手抜き工事の業者が多いのも事実ですので、一度この記事を参考にしてください。
工事業者選びのコツになると思います。
また、実際の火災保険の申請は下記のとおりです。
- 住宅の火災保険の契約内容を確かめる
- 工務店へ現場を説明して、連絡、現地調査
- お見積もり
- 契約または保険の打ち合わせ
- 工務店や工事会社の見積もり、写真、現場状況の資料を添付して、保険会社へ送付
- または、お客様ご自身でインターネットで保険会社に火災保険の申請をするため、書類を工務店に揃えてもらう
- 火災保険適応有無の確認と連絡
- 上記の時に保険の鑑定人が来るかどうかの確認もあります。
これらを一括して行える工事業者と付き合っていくのが良いでしょう。
また、保険の調査員の方も工務店がどれほど火災保険を理解しているかどうかは、打ち合わせをすればすぐに露見しますので、見積もりを作ることができるだけの業者は保険に強い工事業者とは言えないので、その点も注意してください。
火災保険料の増加2024年10月から施行
近年稀に見る保険料の増加があり、今年2024年の10月から保険料の値上げが決定しています。
そのため、保険料の満期が残り2年程度であれば、早めに既存の保険を解約して新しい火災保険の安い料金ので火災保険の更新をすることをお勧めします>
解約すれば保険料はもちろん返ってきますし、値上げする前に今の火災保険の料金で新しく複数年単位の保険を組むことを個人的にはお勧めします。
最後に:火災保険を使ってリフォームがしたいお客様へ
最当社は動画でお話した通り、悪質なことはしませんし協力もできません。
原則当社では、火災保険を使ったりリフォームはご契約をして、契約書を交わしてから出ないと工事はできないし、保険の請求もお断りすると文章で残しています。
ちなみに今回僕が火災保険の相談をしたのは、保険の申請に強い大阪の保険代理店である株式会社STARPLATINA様の荒巻隆太朗さんにきて貰いました。
荒巻隆太郎さんは、元々柔道繋がり僕と試合もしています。
経歴は兵庫県の姫路の灘中の柔道部、京都学園高校の柔道部、鹿屋体育大学の柔道部、日本生命の柔道部を経て代理店の役員をしております。
そのため、工事の相談は当社でも可能ですが、保険の内容に関する相談は下スペシャリストである彼にしてください>
下記にURLを貼っているので、相談は無料らしいので気軽に連絡してみてください。
最後に当社では、上記の株式会社STARPLATINA様を踏まえ、火災保険や損保のプロフェッショナルがいること、そして何よりも代表である私が全力で当社一同サポートすることをお約束します。
長くなりましたが、正しい使い方で火災保険でリフォームをすることが、本当に必要な方に役に立つ情報になると僕も嬉しいです。
土井工務店代表 土井健史