こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
最近マンションの和室を洋室化したいという相談が増えたり、マンションの間取りの変更をしたいという相談が増えました。
マンションの間取りや洋室化をするに当たってまずはすることがあります。
それは次の三つです。
- 工事予算の設定
- 工事内容のプラン決定
- 商材決定と仕様書の作成
マンションのリフォームはそのほかにも管理規約によって、振動ドリルで穴を開けてはいけない、アンカー打ちの規制、エレベーターや通路の養生、周辺の方の気遣いなどもあるのでルールが細かいので打ち合わせがたくさんあります。
その中でどの商材を使うのか?床だけを洋室化してフローリングにするのか?扉も変えるのか?押入や床の間はどうするのか?
こう言った点を考える必要があります。
では、実際に間取り変更と洋室化のプランニングは実際にどのように行なっていくか説明しましょう。
マンションの間取り設定のコツ
マンションの間取り設定には、まずは図面を作成する必要があるので僕ら工事業者がどのようにするのか?見に行って寸法を作成します。
その後にどのような家、空間を設計するのか話していく必要があり、絶対に必要なのが現地調査になり、現地調査の後にイメージのヒアリングと予算の設定、商材を決めていく必要があります。
工事予算の設定
工事の予算をあらかじめ設定した後でないとどのような家にするのか決めることが正直できません。
商材も一つずつこれはいくらですか?と聞かれても工事の量で正直僕たりも価格が変わるのでこの予算ではここまでしかできませんという回答になるのがほとんどです。
基本的に工事というのは量が増えれば、費用対効果が安くなり、工事量が少なければ費用がどんどん上がっていく傾向になるため、一つこのくらいの費用ですというのは営業がメインの会社でしか答えることができません。
工事内容のプラン決定(商材と仕様書の作成)
最低限の予算が決まれば、それにあった商品をもとに見積書と仕様書を作成します。
そして、今の図面に対してどのような仕上がりになるのかというのが分かるため完成のイメージをこの段階で調整し、お客さんに納得してもらった上でご契約していただき、工事の準備が始まるという流れになります。
マンションの間取り変更に多い和室の洋室化のbefore After
和室の洋室化の段取りの写真の一部になります。
実際はもっと解体しているような写真にはなりますが、一部の写真を記載させていただきます。
また、この和室の洋室化後の間取り変更の図面は次の通りです。
和室の洋室化パターン1図面
和室を狭くして、リビングスペースを900mmほど広くして洋室化した図面になります。
この際に和室は完全に潰してしまい、建具を2箇所追加しています。
和室の洋室化パターン1図面
リビングの横の和室を解体して洋室化した間取りになります。
もちろん、間にある戸襖を撤去し新しい2枚扉の建具を設置している図面で、最近建具の注文で多いのはPanasonicのベリティスが多いなという印象を受けています。
和室の洋室化の工事内容
和室の洋室化は床だけを畳からフローリングやフロアタイルに変えることが、洋室化というわけではありません。
基本的に洋室化というのは、壁も和室から洋室化、襖や建具、押入、床間を洋室仕様にすることで洋室かと言えます。
しかし、お客さんにも予算があるのでこの部分は洋室化を諦めますという意見も多々あるので、実際に多い洋室化の工事例を記載します。
押入と中段をクローゼットに変更
古い押入の中段と床を一度解体して、下地からやり直して枕棚を設置している写真になります。
Panasonic製品の枕棚パイプセットになります。
この他にもDAIKEN製品も枕だなも有名でどちらを使うかは好みに分かれますが、非常に人気のある洋室化の工事の一つになります。
襖を扉に変更
マンションの建具を変更して一気に洋室化を進めていきます。
この洋室化で建具を交換する時は、敷居と鴨居はもちろん撤去する必要はありますし、解体時の下地も1から作り直す必要があるため、決して簡単な工事ではないんですよね。
解体したら壁の厚みがボード2枚しか無かったり、上の周り打ちが埋め込まれていたり解体してみないと分からないことってたくさんあるのが和室の洋室化でもあります。
今回使っている建具はPanasonic ベリティスPAホワイトオークの建具です。
決して安いものではありませんが、非常に人気の建具でマンション用室化にはぴったりの商品ではないでしょうか?
マンションの間取り変更の費用目安
マンション間取り変更はプランによって金額は大きく変わり、またマンションの規約によっても費用が変わります。
ただ、絶対に言えるのは住んでいる状態での洋室化と現状住んでいない家での洋室かも金額は異なります。
最低ラインの目安の相場というものはあるので次に記載します。
和室の洋室化の費用目安
今は和室の洋室化の相場は、50万円〜と言ったところです。
また、床だけにするのか?建具も交換するのか?枕だなは設置するのか?床の仕上げ材は何になるのか?と言った点でも費用は変わるので一概にこの金額でストは言えません。
そんな中で洋室化は、基本的に簡単な工事では決して無いので誰でもできるわけでは無いのであまりにも安い業者は正直気をつけたほうがいいと思います。
床なりの原因や床の傾きの原因になる恐れがありますので、詳細は下記の記事を読んでください。
マンションフルリーフォームの相場
マンションのフルリフォームの相場は現在600万円前後からというのが今の相場では無いでしょうか?
もちろん選ぶ商材やマンションの規約によっても変わりますし、安いプランである場合500万円前後になる可能性ももちろんあります。
しかし、逆を言えばリノベーション工事レベルの間取り変更の工事を求める場合には、工事の単価は約800万円〜と言った金額にもなりますし、マンションの規約がかなり厳しい場合には1000万円からといった工事にも普通になる可能性があります。
マンションの工事は戸建てに比べて搬入にも時間が掛かるので、安い工事とは決して言えません。
そして、その中でどのような工事をするのか?どのような工事をするべきなのか?といったプランを工務店と詳細を詰めて話していくべき工事になります。
締め:マンションのリフォームは工程と技術がさらに求められる工事
僕は何度もマンションの工事をしていますが、マンションのフルリフォームは基本的に近隣の住民の方の協力のもと行っていく工事になります。
そのため、職人のマナーはもちろん工程表から仕様書まで綺麗に仕上げておく必要はありますし、工事が段取りよく進んでいない場合には大変な目に遭う可能性がもちろんあります。
また、マンションの工事は基本的に土日が工事ができないし、工事の時間も9時から17時の間のためマンションの工事というのは時間制限が非常に厳しい工事になります。
これらを踏まえて、工程や時間を守っていないような会社は正直いって工事は難しくなりますし、フルリフォームやリノベーションは向いていない会社とも言えます。
正解はありませんが、もし中古マンションを購入してフルリフォームを考えているお客さんがいれば下記の記事を参考にして業者を選んでみてください。
この記事が正解とは言いませんが、いい加減な業者が多いのがこの建設業界なので皆さんも気をつけてください。
最後に当社、土井工務店は大阪市都島区の会社になります。
中古マンションを探すことから工事まで一貫して行なっていますので、中間マージンなどはございません。
中古マンションでリノベやフルリフォームをお考えの方は一度ご連絡ください。
それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史