こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベ専門店と土地建物買取再生の事業を行っています。
最近ガレージの相談がかなり増えているのですが、ガレージハウスにするかインナーガレージにするかでまず悩む方が多いようですが、基本的にガレージにする前に必要な作業があります。
それは、ガレージを作るために必要な解体です。
今回は堺市で以前ガレージを作った際にとんでもないくらい庭の解体が大変だったので、施工事例として、その内容を共有します。
解体の手順は下記の通りです。
- 玄関部分、門扉、土間、庭の解体
- ガレージにするには植木が庭にある場合、抜根作業も必要
- 庭の整備と土間のレベル(水平)調整
- バラス(採石)とメッシュシートの設置
- ガレージの土間”コンクリート左官工事”
順番はこの通りに行いましたが、実際は断熱工事をするために断熱材を入れたり、耐震補強をするための工事をしたり、電気工事、水道工事もありました。
全ては話しきれない部分もあるので、今回は解体に注目してお話をしていきましょう!
ガレージを作るための解体作業手順
基本的にガレージ作りは解体から始まると言っても過言ではなく、特に多いのが庭の解体と門扉の解体になります。
どうしても駐車スペースに門扉や庭は邪魔になりやすいため、まずは解体してその後に仕上げていく作業に入るという流れが一番大切になります。
玄関部分、門扉、土間、庭の解体
実際の解体写真にはなりますが、門扉の中に鉄筋がしっかり入っていたため解体作業にもちろん時間はかかりますし、全ての解体が終わるまでにはかなりの時間が費やしました。
特にこのタイルがらとブロック塀は別のゴミとして扱うので、混ぜて持っていくと中間処理場のゴミ屋さんがめちゃくちゃ怒ります。
ゴミの仕分けは工事業者としてのマナーにもなりますので注意しましょう。
ガレージにするには植木が庭にある場合、抜根作業も必要
ガレージを作るために庭を解体した際に、ど真ん中に元々は柿の木があったこともあって大きな根っこ木があったため、本職の植木屋に抜根してもらいました。
やはり本職の植木屋は1日で全ての解体を終えており、僕らとはスピードがまるで違うなと改めて感じました。
庭の整備と土間のレベル(水平)調整
かなり難航するのは解体したゴミの撤去後に土を整地する作業と電線管の仕込みなどがかなり手間になります。
写真はインターホン用の線の仕込みのためにモニターの電源を仕込んでおり、これがパナソニックのインターホンと繋がることになります。
また、この後にバラスを入れるのですが全体的に水平が取れるように水糸を引っ張っています。
この水平を取りながら、最終的には水を流れやすい方向に流すというのが難しい作業になります。
バラス(採石)とメッシュシートの設置
左官の指示の元、バラスを敷いてその後に鉄筋(ワイヤーメッシュ)を引いて、下には地面と少し浮かすために砕石との間に石を置いています。
ガレージの土間”コンクリート左官工事”
生コン者を呼んで、左官屋と土間屋と一緒にコンクリート仕上げとして車が止まるスペースを作りました。
一輪車で何度も運搬し、最終的には金鏝でならして綺麗に仕上げました。
庭と門扉、土間の解体費用目安
解体費用の目安は基本的にこの10坪近い庭を解体するのに状態にもよりますが、150万円からといったところです。
もちろんこのほかにも修復するために土間の左官やゴミの代金、その他工事の費用が必要になります。
10坪程度の庭の解体費用目安
- 解体費用 150万円から
- 廃材処分 20万円から
- 養生費 5万円から
- 補修費用 30万円から
- 諸経費
このような計算で庭を解体しております。
もちろんケースバイケースで現地調査してから費用が変わるので、詳細はお問い合わせください。
解体後に耐震補強工事が必要
締め:ガレージ作りに解体は必須
いかがでしたでしょうか?
基本的に解体は簡単なように見えますが、経験と体力そして段取りが要ります。
壊して良い箇所と残す箇所があり、リフォームで解体をするのと新築のために更地にするのでは難易度も変わります。
更地にするだけであれば、重機を入れてユンボでぐしゃっと壊すのと水を撒いたり警備員を雇ったりなどもありますが、最終目標がわかりやすいため、準備を徹底していれば基本的に難しくはありません。
ただやはり、ガレージハウスへの憧れやインナーガレージの憧れはありますよね。
なんせ便利なんで!
なかなか解体しながら工事を踏まえた段取りができる工務店は少ないと思いますが、少なからず大阪市都島区の工務店である当社含め技術屋というのも一定数いますので、その技術屋と組んで作ることをお勧めします。
最後に、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史