【施工事例】花壇を解体して駐車場にリフォーム工事

花壇を解体して駐車場を作りました

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。

今回、大阪市都島区で家の前の花壇を壊して軽自動車を止めれる駐車場を作りたいという相談がありました。
かなり大きな花壇を解体し、解体した花壇の場所に左官して駐車場にするために土間を平らにするという工事です。

軽自動車の規格は、全長3.2m・全幅1.4m・全高2.0mになります。
このスペースが入るような花壇のため、解体はかなり苦労しました。
今回は将来的に庭を潰して駐車場にしたいという方や、花壇を壊してその場所に駐車場を作りたいという方向けに役立つ記事となっています。

目次

家の前の庭(花壇)駐車場を作る計画案

家の前の庭(花壇)を駐車場にするときには、理解しておかなければいけない点が3点あります。

  1. 全ての庭が同じデザインにならない
  2. 施工する箇所が明らかにリフォームしたのが分かる
  3. 工事後に養生期間がある

この3点を理解した上で工事を行わなければなりません。
駐車場を作る工事は大きなガレージを作る工事ほどではありませんが、難易度が高いため計画性が非常に重要になるのとあらかじめ思い通りには100%ならないということを理解しなければなりません。

また、施工箇所によっては配管が多い、タイルが解体することができないと言った場合もあるためガレージを思い通り作れないケースもあるため専門の工事業者でないと正直言って分からないでしょう。

工事手順と工期

工事の期間は10㎡以下であれば5日間前後で完成するのですが、小さな箇所であれば2日もあれば工事は完了します。
また、工事は解体から土間打ちまで準備することが多く、簡単には工事は終わりません。

今回の記事は実際に施工した様子の写真を載せておりますので、具体的な工事の内容が分かります。
余談ですが、工事の大きさによっては生コン車を呼ぶ可能性もあるので今回は土間のセメント部分を自社で練って施工をしましたが、大きさによっては生コン車を呼ぶ必要があります。

それでは実際の工事写真を順に説明しましょう。

庭の花壇を解体

花壇の解体(はつり作業)になります。
基本的に邪魔な部分は全て解体して、土間を打つための準備を行います。
既存のブロック(コンクリート)を解体して、処分し新しく土間を打ちために大きく解体をします。

解体で出たゴミの多さ

解体で出たゴミの様子とコンクリートの様子です。
今回の花壇は鉄筋があまりにも多かったため、解体に時間がかかりました。
また、施工には1日半解体に時間がかかったため本当に苦労をしました。

土間左官下塗り

土間の解体後、鉄筋を土間の下に施工しその上から下塗りを行います。
この際は綺麗に抑えずに土間を流しならす程度で行います。
下塗りの際に綺麗に左官ゴテで綺麗にしすぎるとかえって仕上がりが悪くなると言われており、密着性が低下するという職人もいます。

中塗りと抑え

土間の中塗りの様子です。
中塗りの後は水を引かせるために力強く抑えながら左官ゴテで土間を抑えます。
とりあえず抑えればいいというわけではなく、タイミングがもちろんあります。

そのタイミングは半乾きのような軽く水が引いたような状態なのですが、正直言って素人の方には分からないような感覚的な問題になります。
また、これは1回目の抑えなので、後もう一回抑えていきます。

はけ引きと駐車場の土間仕上げ

最後にもう一度左官ゴテの仕上げゴテで押さえた後は、左官ブラシではけ引きを行いました。
金鏝仕上げで行う職人も多いのですが、今回は土間を1面施工することができないため、継ぎ目を綺麗にぼやかすために左官ブラシを使って、ハケ引きという左官の仕上げ方法を行いました。

余談ですが、この上塗りの工程になる最後の仕上げの際は上からセメント(モルタル)を塗ることは行いません。
あくまでもこの抑えと呼ばれる左官ゴテを使って抑える行為が仕上がりを良くする施工の手順になります。

工事後いつから車を置いていいのか?

左官後の次の日の様子。
まだ、真ん中の土間が乾いていないのが分かりますね!黒くなっている箇所は乾いていない部分で、この状態で車を置いてしまうと、ガレージが凹む可能性があるのでまだ物を載せないことが重要です。

ちなみに車が駐車場に置けるようになる期間は、夏場で最低3日と冬場で最低8日と言われています。
必ず重いものは上に置かないように気をつけましょうね!
ちなみにですが、数日すれば普通に固くなって上に載れるようになってしまうのですが、実際は中が乾いていないということがよくあります。

そのため、必ず養生期間というのは必要です。

工事費用の目安

工事費用は次のとおり

  • 解体費用20万円
  • 土間下地調整5万円
  • 土間左官10万円
  • 廃材処分費7万円
  • 諸経費3万円(交通費、駐車場代、その他荒材)

合計45万円(税抜)です。

もちろん安いお金ではありませんが、この駐車場を作ることで家から徒歩10秒で帰宅することができ、結果的には長い目で見ればいい買い物と言えるでしょう。

花壇を壊して駐車場にするメリット

近年、都市部や住宅街で土地の有効活用が求められる中、花壇を壊して駐車場を作るという選択肢が注目されていて、この方法にはいくつかの重要なメリットがあります。

まずは、利便性の向上です。
住宅や商業施設に駐車場が併設されていると、訪れる人々にとって非常に便利です。特に都市部では駐車スペースの確保が難しく、駐車場が不足しているエリアでは需要が高まります。

花壇を駐車場に転用することで、車を所有する住民や訪問者にとっての利便性が格段に向上しますし、家からすぐに帰れるというのは時間の節約にもなります。

また、お金の面でも駐車場代は毎月の支払いとなると大きな出費なんですよ。
もし、駐車場を借りた場合は毎月お金を支払うことになるため、大阪などの駐車場が高いエリアでは特に駐車場代というのは注意すべきポイントにはなります。

僕の住んでいる箇所では駐車場代は毎月2万円なので、今回の施工費は40万円ほどなので、2年で回収することができますよね。

また、花壇があまり利用されていない、または手入れが行き届いていない場合、駐車場にすることで土地の使用効率を高めることができ、スペースを最大限に活用できるため、無駄な土地を減らし、実用性のある空間に変えることが可能ではないでしょうか?

一方で、花壇の景観や自然美を重視する声もありますが、駐車場の設置場所や方法を工夫することで、周囲の環境との調和を保ちながら、機能性を高めることも可能ですし、適切なバランスを取ることが、この転用における成功のカギとなります。

締め:花壇を壊して駐車場を作るの簡単では無かった

今回、花壇を解体して最終的には駐車場にするという至ってシンプルのような工事に見えたのですが、花壇の中にかなり太い鉄筋が入っていたため解体にはかなり時間がかかりました。
もちろん、簡単に解体できたとは言えず、解体には約2日間必要で結果的に長い時間をかけてやっとのことで工事が完了しています。


当社は大阪市都島区の工務店で、住宅だけでなく店舗や飲食店の工事に慣れているために駐車場の整備など離れていますが、この工事は慣れていない業者であればどうなっていたんだろうと思います。
実際問題、工事をしていると解体後に何か見つかる可能性や下地を作っている際に何か見つかることは大いにあります。

全ての業者がそうとは言えませんが、駐車場やガレージ、インナーガレージなどの専門性が高い仕事に関しては特に素人の業者が工事をしてもいいものでは無いと改めて感じさせられますね。

それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。それでは時間を大切に良い一日を。

土井工務店 代表 土井健史

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