こんにちは!土井工務店の坂口よちき(@jmn.koy)です!!
大阪市都島区でリフォーム/リノベーション専門店と土地建物の買取の仕事を日々奮闘しております。
私は月に1度仲の良いお客様の元へご挨拶も兼ねて、お話をしに行っています。
とは言え、日々の業務に疲れ切ったタイミングで元気をもらいに行っていると思い、日々を頑張っています。
今回は城東区のお客様へご挨拶に行った際に実際にあったお家の【お客さんの両親が住んでいるお家で空き家になるお家】の売却のお話です。
今後みなさんも相続したけど誰も住む予定のないお家やゆくゆくは空き家になってしまうお家というのは先々で直面するかもしれない事例でしたので参考になればと思います。
3回目の訪問でお客様からご相談
僕は仲良くしていただいている城東区や旭区のお客様には、月に一度ご挨拶に伺っています。
今回もいつものように「〇〇様!お久しぶりです!坂口です」と訪問し談笑していると
「そう言えば両親をこっちに連れてきて一緒に住もうと思ってるんだけど、今両親が住んでいるお家の買取とかってお願いできますか?」と空き家になることが決まっているお家の相談がありました。
また来てくれたんか!坂口さんマメな人やな。
まぁ僕も元々営業してたから、そのマメさ好きやで。
そう言えば、坂口さん。
両親をこっちに連れてきて一緒に住もうと思ってるんだけど、今両親が住んでいるお家の買取とかってお願いできますか?

もちろん対応してますよ。
お任せください。
詳しい会話の内容は省力していますので大まかな話の流れはこういった感じでした。
現在のご両親が住まいの住所と引っ越し時期を聞き、現地の確認へと向かいました。
現地の現状確認
物件を確認しに行くと内装は、ご自身でDIYで補修した箇所が多々見受けられました。
天井や階段、CF(クッションフロア)もご自身で貼りなおされたそうです。

お話を聞くと「古家でボロボロだったからキレイにしておいた方が補修個所もなく高く売れると思った」とのことでした。
もちろん言われていることは間違いないのですが、あくまで素人さんのDIYは本職の職人の仕事のクオリティと比べると、まるで違いますし、お世辞にも手直しが不要と言えるほどキレイに仕上げれているケースはほとんどありません。

今回は手直しが必要な部分を土井工務店で再度工事をした後に買取をする方向での話となりました。
お客さんには、このことは僕自身隠さず報告してこれでは売ることも買うこともできないような家になってしまっている、一般の方のDIYは帰って不動産が売れない可能性もあるから、これ以上工事(DIY)すること気をつけてくださいと言うよりは、やめてくださいとお話しさせていただきました。
ご両親の思い
依頼者様はご両親を招くだけですが、ご両親からすると住み慣れたお家を出るわけですので寂しい気持ちも大きいようです。
「このお家はどうなるんですか?」と聞かれた時に次の人が住めるようにキレイにして、この先の未来に繋げるような人に住んでもらいます。
具体的に言うと、若い世代の夫婦はもちろん、お家を中々借りることができない高齢者の方などを僕たちは対象にすることがよくあります。
次の世代に繋ぐ思いをお伝えしご本人様の心配も少しは和らいだそうです。
こういった心配を投げかけられた時に適切な言葉をお伝えできてよかったです。
大阪市城東区の一軒家の買取相場
依頼者様は「築40年は経っててボロボロの古家ですけど大丈夫ですか?」と心配されていましたが、城東区の坪単価は70~110万程度です。今回お話をいただいた地域の坪単価は80万弱の地域でした。
お話をいただいたご本人様もご両親も金額面にご納得いただきお家の売却を決められました。
締め:誰しもがある悩みだが、誰にでも相談はできない
弊社、土井工務店はリフォームリノベーションをメインに工事をしている会社ではありますが、地域に密着し近隣住民のみなさまからの信頼がないとまだまだ大きくなれません。
今回お話をいただいた城東区のお客様に「なんで僕に相談してくれたんですか?」と聞いてみると「誰にでも相談するわけじゃないよ。やっぱり信用できる人じゃないと。坂口さんはマメやし、悪い人ではないと感じてたんで」と言っていただけました。
工務店が空き家(古家)、物件の買取?と思われる方も多いかもしれませんが、僕たち工務店だからこそ思い入れのあるお家を自分たちでリフォームし次の所有者となる方に紡いでいくことができると信じています。
僕自身、今回お話をいただくまでご主人様がご両親と一緒に暮らすこともしらなければ、ご両親のお家が同居に伴い空き家になることすら知らなかったです。
人が人を信用するのは簡単なことではないですし、ましてや慣れ親しんだお家の行く末を任せるわけなので、誰でもいいはずがありません。たまたまいいタイミングで来た僕を今回信用してくれ、相談してくれたことに心から感謝をし今回のご契約となりました。