こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
前回、堀江の中古マンションでフローリングの上貼りや、和室の洋室化、クローゼットの造作などの工事を行いました。


内装は濃い色の雰囲気で仕上がり、施工している僕たちも気持ちの良い仕上がりとなりました。
しかし、キッチンだけは古いままだったのでお客さんは予算の問題もありましたが、ここだけ引っかかっていた模様です。
当然ですが、L型キッチンの入れ替えとなると費用も高くなってしまうので安い買い物ではありません。
そんな中、どのようなリフォームをするのか?と言うのを非常に悩まれておりました。
オーソドックスな方法としては、扉のパネルの上にダイノックシートを貼ると言うのが基本なのですが、既存の下地の傷や費用もキッチンを入れ替えなくても大きくかかるという点から、キッチンを入れ替えるまではしたくないが、どうにかリフォームをしたいという相談を受けました。
そこで、お客さんから提案されたのが、パネルの上にペンキを塗って欲しいということでした。
正直、濡れないことはないが、火や水に近い場所でもあるので塗らない方が良い、塗ったとしても保証はできないという旨をお伝えの元今回、パネルにペンキを塗りました。
今回は、実際にパネルにペンキを塗った話について記事を更新したいと思います。
キッチンの古い扉の現状と破損している化粧板にメラミンパネル

すでに横の化粧パネルはメラミンのパネルになっている写真です。
どうしてもキッチンの汚れや破損、傷が目立っているような状態のキッチンでした。
僕が見たとことざっくりですが20年近く直していないのではないかな?と感じるキッチンであったこと
そして、このキッチンのリフォームをしないという選択をされていたので、どうしても内装リフォームの完成後は気になってしまうということがありました。
余談ですが、お客さんは男性だったということもあるので僕もそうですが、どうしてもキッチンに立たないという人もいます。
そんな中、大金をキッチンに使うということは考えづらいものがあります。
キッチンの扉をお客様の希望で塗装した理由

キッチンの扉を塗装しました。
キッチンの扉を塗装するというケースは僕自身が初めてのケースで正直驚いでいます。
実際問題、このキッチンの扉を塗装するというケースはなく塗装したことによって起きるデメリットとメリットがあります。
先にメリットを言うと、やはり費用を抑えることができますので、仕上がりや今後のことはともかく使うと言う面に関しては特に問題はないように感じます。
しかし、デメリットは今後の使用というよりは使った後の状態になるかもしれません。
キッチンの扉にペンキを塗るデメリット

基本的に熱の感じる箇所や熱の発生源の上の箇所にペンキを塗るとどうしても、熱の影響でペンキが剥がれる可能性は0ではありません。
そのため、もし扉に塗装をする場合は、箇所によってはペンキを塗る必要がある旨を伝えることが重要です。
そして、場所によっては特にキッチン周りや洗面では、水に濡れやすい箇所でもあるのでその湿気や影響によって扉のペンキが弱くなる可能性もある点を考慮してお客さんと打ち合わせましょう。
キッチンの扉にはダイノックシートがお勧め
キッチンの扉には基本的にダイノックシートというシート型の強い張り物を貼るのが通常です。
また、既存の扉の汚れを落として下地を補修することはもちろんその後に貼っている人がほとんどです。
しかし、ダイノックシートは基本的に普通のシートに比べて最高の製品の代わりに費用も高いというのをご理解ください。
ちなみにおすすめのダイノックシートのメーカーはスリーエム ジャパン株式会社の3M™ ダイノック™ フィルムになります。
キッチンの扉だけでなく、ホテルの壁やエレベーター、そのほか建具にも使用される傷や摩耗に強い素材になります。
また、選んでいる素材によっては特殊掛け率になるので費用が増加するのでその点も注意してください。
キッチン交換とペンキとダイノックシートの費用や予算を比較
- キッチン交換 60万円から
- ペンキ 5万円から
- ダイノックシート 10万円から
最低の相場で費用を出しています。
いかがでしょうか?選ぶ選択肢によって費用が大きく変わり、キッチンは施工方法で様々な選択肢があります。
今回は、大阪市西区の堀江の中古マンションでしたが賃貸などのアパートではペンキが多く使用されているので、好まない人もたくさんいます。
選択肢はたくさんありますが、基本的に中古マンションの場合はキッチン交換を推奨しています。
理由は、のちに交換することになるとペンキやダイノックシートの費用がゴミになってしまいますからね。
ただ、選ぶのはお客さんなので僕たちはあくまでも選択肢を提案するのがお仕事です。
締め:中古マンションのリフォームの選択肢は多い
今回、珍しい方法をお客さんから提案がありリフォームを行いましたが、基本的には賃貸でよくある施工にはなります。
中古マンションは選択肢が多く、慣れている工務店やリフォーム専門の工務店と普通の町工事会社では提案の幅のほか、技術まで異なります。
当社は、リフォームとリノベーション専門の工事会社で設計から施工、デザインまで一貫して対応しており工事会社の機能だけでなく全てを一貫して行えるという強みがあります。
これもまた他社にはない強みなので、リフォームを実際に行った際に思ったものと違うというのを防ぐような施工、そして施工の順序から説明まで自社で行なっております。
なかなか工事会社の選定は難しいものがありますが、結局はこの施工に慣れている工事会社を選ぶことを推奨します。
それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史