こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
寒さのきつい季節ですが、昨年テイクアウト専門の焼き鳥屋さんの工事を行いました。
カウンターの造作に加え、店舗の内装の塗装や床とクロスの工事を行い、最終的には店舗のL字カウンターの天板をクリア塗装のツヤありでピカピカに磨き上げて仕上げるとなんとも言えない光沢と手触りを実現することができます。
さて、今回の工事ですが、大阪市北区の焼き鳥屋さんで内装のリフォーム工事を行いました。
毎度お馴染みにのカウンター作りですが、慣れたもので今回はカウンターは集成材の素地をクリア塗装で仕上げて他の部分は真っ白な塗装の仕上げになっています。
話は変わり、鶴見区で店舗飲食店を経営されている皆様、日々の業務お疲れ様です。
お客様に快適な空間を提供し、集客を増やすことは、オーナー様共通の願いではないでしょうか。
今回は、店舗の魅力を最大限に引き出し、お客様にとって居心地の良い空間を作り出すL字カウンターに焦点を当て、鶴見区の店舗飲食店がどのようにL字カウンターを活用できるのか、その可能性を探ります。
早速、店舗を作るのに重要な役割を果たすカウンター作りの中でもL字のカウンター作りについてお話ししていきたいと思います。
まず初めにカウンターと言えど、さまざまな種類と形があります。
- L型カウンター
- I型カウンター
- U型カウンター
- 変形のカウンター
それぞれメリットとデメリットがあり、大きな違いというとお客さんとカウンター内にいる作業員や料理人の動線が大きく関係します。
こういった店舗におけるカウンターの役割と重要性を踏まえて、L字カウンターの造作についてお話します。
なぜ今、鶴見区の店舗飲食店にL字カウンターが求められるのか?
近年、飲食店のあり方は多様化し、お客様のニーズも変化しています。
特に鶴見区においては、ビジネスマンからファミリー層まで、幅広い層のお客様が来店されます。
このような状況下で、L字カウンターは以下のようなメリットを提供し、集客力アップに貢献します。
- 多様なニーズへの対応: お一人様でも気軽に利用できるカウンター席は、仕事帰りやちょっとした休憩にも最適じゃないですか?
また、L字型にすることで、複数のお客様が程よい距離感を保ちながら食事や会話を楽しむことができ、グループのお客様にも対応できます。 - 効率的な空間利用: 限られたスペースを有効活用できるのがL字カウンターの大きな魅力ですし、デッドスペースになりがちな corner 部分も座席や作業スペースとして活用でき、店舗全体の収容人数を増やすことができます。
- お客様とのコミュニケーション促進: カウンター越しにお客様とスタッフが自然なコミュニケーションを取りやすくなります。これは、お客様満足度の向上に繋がり、リピーター獲得の重要な要素となります
。特に個人経営の飲食店においては、オーナーやスタッフの人柄がお店の魅力となるため、L字カウンターはその魅力を最大限に引き出すツールとなるに違いありません。 - おしゃれな空間デザイン: L字カウンターは、その形状自体が空間にリズムと動きを与え、洗練された印象を与えます。素材や照明、装飾などを工夫することで、鶴見区の多様な店舗のコンセプトに合わせた、個性的な空間を演出できます。
L字カウンター造作工事の施工手順

基本的にまずは設計から造作工事は開始するため、設計が完了してその寸法を参考にカウンターの造作を行います。
あくまでも参考にして行うため、施工を開始するのにお客さんとの打ち合わせと現場合わせになる部分もお伝えしながらの施工になり、あくまでも需要なのは完成後にお客さんをどのように接客するのか?という部分が重要です。
その上でカウンターを作る目的は何なのか?という点に注目します。
接客用のカウンターなのか?レジに使うのか?飲食店のカウンターなのか?
まずは用途を把握して、それに最適な商材を提案してお客さんにも勉強していただくのが最初の打ち合わせで重要になってきます。
その上で電気コンセントが必要なのか?水栓が必要なのか?ということを把握して、その設備をカウンターや天板に設置する図面と費用の把握を行ってきます。
実際の10坪以下のカウンター図面の一部公開と注意するべきポイント

厨房内の広さと店内の広さのバランスは問題ないのか?などを考えてカウンターの位置を決める必要があります。
特に狭い店舗では、カウンターと厨房や作業スペースとの比率を考えて、客席を増やしたいので、カウンターの中の厨房部分を狭くしたいという要望がありますが、これは根本的に失敗するケースが多々あります。
カウンター内の厨房内や作業スペースは狭い店舗では、客席1:厨房、作業スペース1にするくらいの気持ちで設計するのが店舗で心地よい環境が作りやすいのが現実。
そして、最低でも厨房内や作業スペース内が物とカウンターとの間で600mmを確保することが望ましいと考えられます。
逆に広い店舗では、2:1で店内が広くなることもあるのですが、将来的に従業員を雇用したいという方にも向けて店内が本当にこの広さで問題ないのか?作業スペースがこの広さで今後荷物は増えないのか?ここまで考えて設計をする必要があります。
L字カウンターの代表的なメリット3選
L字カウンターのメリット3選
- コストを抑えられる
- 仕上がりの方法を幅広く選ぶことができる
- 動線をイメージしやすい
このようなメリットがありますが、コストを抑えるにはやはり設備関連が少ないことや、店舗の立地にも依存をするため一概に押さえれるとは言い難いのですが、大きな天板があるカウンターに比べると費用を抑えることができる傾向にあります。
L字カウンターの代表的なデメリット3選
L字カウンターの代表的なデメリット3選
- 壁づけにすると出入り口が1箇所になる
- 壁づけの収納が後で必要になってしまう
- カウンター内の寸法を間違えると極端に狭くなる
L字カウンターのデメリットはあまり他のカウンターと変わらないのですが、注目すべきポイントは寸法を間違えてしまうとあまりにも中の広さがなくなってしまうという点です。
中の広さがなくなってしまうと厨房内、またはカウンター内のスタッフが動けなくなってしまうことがあるため、結果的に生産性が下がるケースも多々あります。
今回の焼き鳥屋さんのテイクアウト用の天板は、クリア塗装でお洒落な艶の仕上がり!
今回の施工はシンプルな施工で、大工工事で下地を作った上に天板を作ってクリア塗装というシンプルな施工を行いました。
ただ、このクリア塗装一見簡単そうには見えるのですが、何度もクリアのウレタンを重ね塗りをして耐水ペーパーで磨き上げる工程を何日も行うので非常な手間と費用がかかっています。
また、業者によってはクリア塗装特有の心地の良い手触りまで磨くのが面倒だという業者もいるため、クリア塗装を何度も塗らない、耐水ペーパーによる作業を省略する業者もいるのでその点は注意しましょう。
他にもメラミン化粧板での仕上げ、ダイルでの仕上げ、ダイノックシート張りなど様々な施工方法があります。
L字カウンターの工事内容と費用の目安
L字カウンターの工事内容は人によって様々です。
ですが、結局はオーダーになるケースがほとんどのため費用は高くなるケースがほとんどです。
- デザイン費用
- 設計費用
- 大工工事
- 電気工事
- 設備/水道工事
- 土間工事
- 内装(クロス、ダイル、メラミン化粧板、塗装工事)
こういった費用が選択肢の中にあり、飲食店はこの中の全てが必須のため費用が増す傾向にあり、逆に小売や物販、美容、医療系は設備工事が必要では無いので、もう少し費用を抑えれることができます。
あとは、内装工事の部分をクロスや塗装にすることによって費用を抑えることもできますが、お洒落なデザインに力を入れて集客を考えているお店は費用が高くなる傾向にあります。
具体的な費用はカウンターの造作で次の通りです。
L字の大きめのカウンター全てを含んだ場合 60万円から200万円
L字のカウンターで大工工事で最安のプランの場合 30万円から80万円
あくまでも目安であり、店舗のカウンターに関しては店舗の立地(階高は費用増)や既存の配線や設備の位置、床の状態にも影響しますので、相場というものはありません。
現場によるとしか分かりません。
設備配管工事・電気工事・土間左官工事とは?

店舗を作るにはどうしても解体をした後に配管を床下に仕込んだり、設備関連を床下に施工する必要が出てきます。
その中で、給水給湯配管や電気の電線をCD管に入れて土間下に入れるケースもあるので、カウンターの工事以外にカウンターまでの動線で必要な工事が出てくるのがこの工事です。
他にも露出配管という見えた状態での配線や配管、天井内で隠蔽する隠蔽配管の作業もあります。
設備や電気工事をした後の配管が見えているのが嫌だという人も多いので、そういった心情も踏まえて配管の工事をした後の完成の打ち合わせもする必要があります。

土間を左官するために土間打ちをしている様子です。
この勾配の調整や解体した際に補修することも必要なので、この土間打ちというのは店舗でも当たり前のように必要な作業になってくるケースが今回のケースです。
カウンターの造作は専門的な工事なので、工事業者選びに注意
カウンターの施工には大工だけけ切ればいいものではないし、逆に設備や電気だけできればいいというものではありません。
設計から全ての施行を網羅して知識があって施工ができる工事業者でないと選択肢の幅が狭く、結果的に工事業者の提案の幅が狭くなっています。
あまりにも水や油が飛ぶような飲食店のカウンターではクリア塗装の木材の仕上げをしてしまうと、食事でこぼしてしまった汚れなどが木材に染み込んでしまい、結果的に仕上がりが悪くなってしまうケースもあるので、一概に全ての施工方法がこれでいいというのはありません。
僕たちも店舗が何をするお店なのか?というのは非常に注意して見ており、その店舗実態を設計や施工をする際にとても注意深く見ております。
正解はありませんが、リフォーム工事というのは現場合わせが多いのですが、その経験も踏まえてお店の実態によって何の施工がいいのかというのを提案してあげるべきだと思います。
そして、その中でお客さんが後悔しないような選択を手伝ってあげることが重要で、僕たちも工事の技術だけでなく商品知識、そしてお店への知識と理解を深めていく必要があります。
鶴見区の店舗飲食店におけるL字カウンター活用事例(提案)
具体的なイメージを持っていただくために、鶴見区の様々な業態の飲食店におけるL字カウンターの活用例を提案します。
- 居酒屋: L字カウンターを中心に据え、お一人様でも入りやすい活気ある空間を演出。調理の様子を見せることでエンターテイメント性も高め、お客様との会話も弾みます。鶴見区の会社帰りのビジネスマンにとって、気軽に立ち寄れる憩いの場となるでしょう。
- カフェ: L字カウンターを窓際に設置し、開放的な空間を演出。読書やPC作業をするお客様にも快適なスペースを提供できます。モーニングやランチタイムには、お一人様でも気軽に利用できる席として重宝されます。鶴見区の散策途中の休憩スポットとしても魅力的な空間となるでしょう。
- レストラン: オープンキッチンに面したL字カウンターは、シェフの調理をライブ感たっぷりに楽しむことができる特等席となります。特別な時間を過ごしたいお客様にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。鶴見区の記念日利用など、特別な日のディナーにも最適です。
- バー: L字カウンターは、バーテンダーとの距離が近く、会話を楽しみながらお酒を味わえる特別な空間を提供します。鶴見区の夜を彩る、落ち着いた大人のための社交場となるでしょう。
L字カウンター導入のステップと注意点
実際にL字カウンターを導入する際には、以下のステップと注意点を考慮することが重要です。
- 施工業者の選定: 実績と信頼のある施工業者を選び、細部まで打ち合わせを行います。
- コンセプトの明確化: どのようなお客様に、どのような体験を提供したいのか、店舗のコンセプトを明確にします。
- レイアウトの検討: 店舗の広さや形状、動線を考慮し、最適なL字カウンターの配置とサイズを決定します。
- デザインと素材の選定: 店舗の雰囲気に合ったデザインと、耐久性やメンテナンス性を考慮した素材を選びます。鶴見区の地域性やターゲット層に合わせた素材選びも重要です。
- 保健所等への申請: 必要に応じて、保健所や消防署への申請手続きを行います。
締め:土井工務店は大阪の店舗専門の工事会社だが、その数は減っている
今、店舗改装工事をするデザイン会社や設計の会社が増えてきましたが、多くの会社は現場のことが分からない状態であとは当社のような工事業者を下請けに工事を丸任せして、お客さんと問題が起きるケースが多々発生しています。
ですが、これはそのデザイン会社や設計の会社の企業努力であり、当社が負け惜しみをいうことはありません。
僕自身が成長し、マーケティングやデザインに力を入れて工事は完璧な上にデザインや設計までできるそんな工事専門店を目指していきたいと考えております。
ただ、最近あまりにも店舗の内装工事の相談が多いため、分かったことが店舗内装工事の工事をできる業者はいるが、その先まで考えることができる業者は少ないという点には驚きました。
動線や作った後の集客、アピールポイント、お客さんの導線を考えないため結果的に店舗を作ったオーナーさんの集客が上手くいかずに売上が伸びない、動線が悪いため作業員やスタッフの動きが悪くなり生産性が伸びないというケースがよく見られます。
あくまでも僕らの工事は店舗が工事をすることで売上がupする、生産性が上がる、集客が伸びる、工事をして良かったと思われるような施工を心がけていくことが重要だと僕は思っています。
そして、L字カウンターは、鶴見区の多様な店舗飲食店の可能性を広げ、集客力アップとお客様満足度向上に貢献する有効な手段です。
今回の情報を参考に、ぜひL字カウンターの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
弊社では、鶴見区の店舗飲食店のオーナー様の理想を形にするL字カウンターの設計・施工を承っております。経験豊富な専門スタッフが、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
当社の施工範囲は近畿園内を中心に施工を行っており、工事の大小は見ておりません。
あくまでもお店のスタッフおよびオーナーの人柄と思いで工事を請け負っております。
綺麗事かもしれませんが、店舗オーナーと一生涯のパートナーとして施工を行っていきたいものです。
最後になりましたが、個人事業主、中小零細企業の会社といった様々な会社が日本の社会を支えてサービスを届けているとこの仕事して感じております、
僕がまだ知らない世界はたくさんありますが、その中で最高の施工ができる工事業者となり、今後も日本の社会を支えるサービスを届けている会社をサポートしていきたいと考えております。
それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史