【施工事例メイド喫茶】大きな木のカウンター造作工事

【施工事例メイド喫茶】大きな木のカウンター造作工事

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。

今回、浪速区にあるメイドの聖地の一つ日本橋でメイド喫茶の店舗改装工事を行いました。
僕自身もメイド喫茶に入ったことがあるし、従業員は特にメイド喫茶が好きな性格だったので非常に工事が楽しみだったようです。

今回、工事をしたメインの内容は何をいってもメイド喫茶だけでなく飲食店に多いテーブルカウンターの造作工事です。
ちなみにここの店舗のカウンターはなんと10m以上あります。
僕自身も10m以上のカウンターを作ったのが初めてだったので、正直驚きましたし工事をしていく中で、慣れているはずの店舗カウンターの工事がこんなにもややこしいとは思いませんでした。

実際の店舗改装工事の写真です。
見るだけで店舗のカウンターが大きいのがお分かりでしょうか?

このカウンターの造作工事には大工が2人がかりで下地を起こし、カウンターの運搬は三人がかりで行いました。
それでは、実際の工事の流れやこのカウンターはどのように作られたのかお話しましょう!

目次

大きなカウンターを作る難易度と障害について

今回のメイド喫茶の施工は、ビルの中のワンフロアでした。
そのため、共用部はもちろんエレベーターの養生はガチガチに養生する必要がありました。
結果的にはこの養生があるおかげてこの木材の運搬の際に傷をつけずに済むのですが、この運搬にも非常に気を使います。

余談ですが、当然ですが大きな集成材のカウンターはエレベーターの中には入りませんし、細かく切ることはできません。
ではどのように運搬したと思いますか?
それは非常階段を3人がかりで持ち上げて運搬を行いました。w

運び上げた際には、あまりにも疲れたので息が上がっていましたね。

大工による10m超えのカウンターの下地工事(土台作り)

大工による下地の造作工事です。
土台がかなり大きかったため、補強はもちろん木材も大きな物を使っています。
そのため、小さなカウンターよりも手間と時間を食っていますね。

また、斜めに掛かっている下地は筋交のような役割を果たして、実際に仕上がった時には外していますし、これでカウンターの形の癖を木の下地に作っています。
癖と言ってもなかなか理解しにくい表現にはなりますが、木の下地に癖を作って仕上がりが真っ直ぐになるようになると言うことです。

この大きな下地を狭い店舗の中で荷物がある中、行ったので非常に難易度が高く養生は疲れました。
また、床材の表面が艶が剥がれやすそうな素材だったため、今回は養生テープをつけない方向でエコフルガードを床に敷いて養生をしています。

まあ、そもそも論でいうと当社では内装履を外履とは別で使用するので中で履いても全く問題は無いのですが、念のために極力綺麗な靴を内装では使うように意識しています。

この大工工事では下地材を運搬する難易度がもちろんあった他、店舗ですので上下の店舗が午前中は営業しているから深夜に工事をしてほしいと言う条件であったため施工できる時間も深夜の時間帯で音をあまりたてないと言う条件がありました。

余談ですが、イオンや商業ビルでの工事は基本的に営業をしていない夜の時間帯の施工が基本なのですが、久しぶりにこういったC工事のような施工をしたなと思いました。

集成材のクリア塗装と下地処理が難しい

集成材のクリア塗装を行うにあたって、重要なのは下地になります。
そのためクリア塗装をする前に何度も下地を綺麗にするためにペーパーで表面を擦っていく必要があります。

その後にクリア塗装をするのですが、そのクリア塗装をした後にも何度も表面を耐水ペーパーで磨き上げる必要があります。
耐水ペーパーで磨いた上でその上から何度もクリア塗装を重ねていく技法になり、最終的には艶ありのもので仕上げれば最高の手触りと艶が表面に現れるそんな施工になります!

木の素地を見せた仕上げのカウンターのデメリット

木の素地を見せた仕上げになるため、もちろんデメリットは存在します。
それは傷がつきやすく下地処理が甘いと凹凸が目立ってしまうという点です。

もちろんこれはどれだけ気をつけても気づかない場合があるのですが、個人的には業者の意識的な問題でもあります。
プロの一流の施工をしているのであればお客さんに隠さずに補修するべきですし、それも踏まえて工務店の力が試されているんだなと最近感じます。

また、職人と工務店の力の差がこの仕上げでははっきり分かります。
良い工事をしたことのないような会社では、カウンターの仕上げが明らかにムラがあって、艶を出すことができない、手触りが悪いといったケースが多々あります。

これらのデメリットがなぜ起こるのか?というと、どうしてもペンキというのはDIYでできてしまうというイメージが強いんですね。
あくまでもそれは簡単に塗るだけという行為になるのですが、この集成材の天板などは”非常にシビアなクリア塗装”になるためそうもいきません。

この背景を知った上で簡単な塗装にするのか?素地仕上げにするのか?と言った点にも注目してください。

造作カウンターはウエスタン扉との相性が良い

大きな店舗の動線の間にはウエスタン扉を設置しました。
もちろん天板と同じ木質の集成材の端材を利用して作られた扉になり、スイング扉とも呼ぶ人もいます。

なかなかこのウエスタン扉は既製品をつけようとしても、この間に入るか?というとこの通路にあった寸法である商品が少なく結局は造作工事をするケースがほとんどです。

実際従業員やスタッフの方が通路とカウンター内を動く際に、このスペースに何もないというのはいつでも人が入れるような見た目であるためお客さんも勘違いしてしまう可能性があるので、その可能性を防ぐためにもウエスタン扉というのは同線を確保する上で非常に重要な役割を果たしているんですよね!

また、この店舗では明るい店舗の雰囲気を出すのが希望だったため、集成材が濃い色で無かったのもデザイン的に良かったのかもしれません。

メイド喫茶のデザインの施工はオリジナル性が強いと感じた

今回施工させていただいた大阪府の日本橋にあるメイド喫茶さんの施工は、かなり特徴的な施工でした。
具体的な施工内容は下記の通り

  1. クロスの張り替え(紫やグリーン)
  2. 大きな天板の造作工事
  3. 電気温水器の移設
  4. 看板や棚の移設
  5. 草木の移設

かなり特徴的な店舗といっても過言ではなく、エアコンの周りに草や蔦をかける作業は不思議な感覚とデザインでした。
最終的にはオーナーさんの意向でデザインは決まる物ですが工事をしていてお店の独特なメイド喫茶の世界観と、工事をして感じるメイドさんの姿や動線などを身近に感じる事できた瞬間でした。

日本橋のおすすめのメイド喫茶3選

あくまでも個人的にいいなと思ったメイド喫茶を従業員に教えてもらいました。
僕は全く分からないので、最後に自分が施工に関わらせてもったお店を推しておきます。w

メイド喫茶 ますかっと

とにかくメイドさんが可愛くて、イベントもいい!
と従業員が言っていました。w
僕は全く分からんので、なんとも言えませんが従業員情報です。


住所:大阪府大阪市 浪速区難波中2丁目3-20

Maid cafe このは

今回当社が10m超のテーブルの造作工事を行ったMaid cafe このは です。
メイド喫茶についてあまり詳しくない僕ですが、自社で施工に関わったことから推しておきますね!

住所:大阪市浪速区日本橋4-10-7栗原ビル4F

締め:店舗の大きなカウンターを作るのは店舗専門の土井工務店でも難易度が高かった

先日作った大きなカウンターですが、店舗専門の当社でもかなり難しかったのを感じました。
何が難しいのか?というと、ビルの中なのですが、天板が10m以上あるため店舗を作るために搬入搬出が必要になります。

その際には狭い店舗の階段の中をゆっくりと上げていく必要があるためどんだけ狭い中でも商品を傷つけないで店舗内へカウンターを搬入する必要があります。
こういった背景から店舗のカウンター工事は特にビルなどはかなり難易度が上がると個人的に感じました。

そして、同時に行儀の悪い業者ではこういった簡易な施工も難易度が高いのを感じましたし、最終的には施工をしていく中で現場マナーもビルでは必要になりますし、とにかく物を壊さない、行儀よく当たり前にプロの対応を行う、最終的には施工だけでなく、この会社に依頼して良かったと思われるような施工を心がけていく所存です。

余談ですが、こう言った事情のある施工は設計事務所やデザイン会社では分からないんだろうなと素直に感じました。
見積もりの数字だけで判断して、施工の環境によって費用も変化し、難易度も変わる、そんな視点も必要だと改めて施工をして感じました。
当社も工事専門の会社として、今後とも成長していく所存です。

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大阪の店舗リフォーム専門店 店舗専門店の土井工務店。 店舗改装で売上up、集客増、リピート率増のための工事を行います。

当社のことが分かる情報なので、興味がある方は一度一読してください。

それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。

土井工務店 代表 土井健史

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