大阪市都島区にある土井工務店代表の土井(@takeshidoi73)です。住宅と店舗に特化してリフォーム/リノベーション専門店を経営しております。
今回は大阪市都島区のマンションの一室で店舗を借りて、事務所にしたい!店舗のリフォームをしてほしいという依頼があったので、早速リフォーム工事に行きました。
今回は仕上がり等のリフォーム工事の記事ではなく、一番大切な下準備の段階である大工工事や水道、電気の仕込み、間取りを変える時の大工の下地を作っている工事写真を載せながら記事を更新していきたいと思います。
また、本来であれば店舗のリフォーム工事はスケルトンの物件でない限り、解体から始まるのが基本ではあるのですが、今回店舗リフォーム工事は僕たちが工事に入る前の段階で解体が終わったところからの開始となりました。
実際問題、本来であればこれくらいの狭さであれば2人から1人でもいいような場所なのですが、あまりにも狭くて荷物がある店舗だったので、やむを得ず2人でリフォーム工事に行くことになりました。
エレベーターが無いマンションで階段5Fへ材料の搬入
何がきついか?と言うと、この荷物の搬入作業がきつい!と言うのが結論です。
僕が上からロープを括った材料、コンパネや木材を全て腕だけで引き上げるいう荷上げ作業が必要でした。
理由はエレベーターのない階段なので、うまく搬入ができないと言うのが理由でした。
心の底から荷上げ屋さんを呼んでくれと!と言いたくなりました。
RCの天井を高くするために天井に木下地を作る
最初はRCの打ちっぱなしが見える前の状態は、軽天材の下地でそれを解体することから始まりました。
そして、この天井がまた斜めでかなり天井が高いと言うこともあり、解体が難しく、天井に下地をするのも難しいと言う現場でした。
間取り変更するために壁を木下地で作る
間取りを変更するためと、この上にロフトを設置したいと言う希望もあったため、木下地で壁を増作することにしました。
この際に床に直接、コンクリート用のきりで穴を開けて、そこにコンクリートビスと根太ボンドで、木下地を固定して今回の壁を造作しています。
水道の給水、排水は先に工事をして配管を新設
上記の写真はトイレ用の給水と排水の写真です。
写真から分かるようにこの排水のトイレは壁排水の仕様になります。
トイレの排水には壁排水と、床排水があり、排水の位置もリフォーム芯と呼ばれる芯の位置もあってトイレの配管一つでも水まりの仕事、特に店舗のリフォームでは工事がシビアな工事になりやすい傾向にはあります。
とくにRCの店舗などは、排水の大きさが変更できない場合や解体してみないと設備や水回りがどうなっているのかわからないこと、使っていない排水の配管があって、その配管は水漏れしているのでキャップしている場合もあります。
これらの工事記録は残っていないケースが多く、工事をしてみないと分からない、経験がないと分からないといったケースがほとんどです。
造作した壁にコンパネを貼っていく
最後には化粧の仕上げでこの木材を壁に貼っていきます。
綺麗なコンパネですが、仕上げなので慎重になりますし、仕上げには今回、フィニッシュネイルでコンパネを止めています。
強度的な問題で言うと、はるかビスの方が良いのですが、デザイン的な話もあるので設計士さん及び施主さんが望む工事をするのが僕ら現場の工務店の仕事ではないでしょうか?
それでは、最後になりましたが皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
何か質問や相談等があれば、費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史