【和室の洋室化】Panasonic ベリティスフロアダブルコートを使用した感想

【和室の洋室化】Panasonic ベリティスフロアダブルコートを使用した感想

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。

今回、大阪市西区の堀江で中古マンションの床をリフォームし、Panasonic ベリティスフロアダブルコート直貼りタイプ45を使用しました。
既存の和室を洋室化するリフォームをしたため、上貼り施工を採用することができなかったためL45の規定があるベリティスフロアを使用しました。

LL45の素材は裏面にクッション材がついているためふわふわしたような床で、それがマンションの床のリフォーム後のよくあるケースです。
そんなLL45の素材でPanasonic製品のベリティスフロア ダブルコート直貼りタイプ45とはどのような製品なのか?そして、今回の和室の洋室化について説明していきたいと思います。

目次

Panasonic ベリティスフロア ダブルコート直貼りタイプ45とは?

詳細はPanasonic公式:ベリティスフロア ダブルコートから

Panasonicベリティスフロアを施工して感じたのは、厚みが13mmという変わった厚みだという点
詳細は下記、パナソニックから引用した情報です。
今回は非耐熱を使用し、耐熱仕様のものもあります。

サイズ幅142mm 長さ895mm 総厚13mm
表面仕上げダブルコート(抗菌/ 抗ウイルス/高耐傷/ 耐汚染/ 耐摩耗)
基材エコ配慮複合合板
+特殊クッション材
表面材木目柄:特殊化粧シート
石目柄:オレフィン系樹脂化粧シート
防音性能/
軽量床衝撃音
遮音等級
LL-45/ΔLL(Ⅰ)-4
梱包入数1ケース24枚入(3.05m2

複数の柄パターンで、ムクの風合いと深みを表現します。施工時には仮並べを行い、部屋全体の色・柄のバランスをご確認ください。

「エコ配慮」とは、木質系の再生資源及びパナソニック独自基準に基づく、再生可能な森林 から産出された木材(森林認証材、植林材、国産材など)を使用していることを表しています。

「複合合板」とは、複数の板を接着剤で貼り合わせたり、表面の傷やへこみに配慮した材料などを複合させた基材のことを表しています。
※1 表面保護のためワックスもかけられますが、床材表面の塗膜性能は発揮できなくなります。

Panasonic ベリティスフロア ダブルコート直貼りタイプ45の色の種類

色の種類は全部で全12種類

  • ウォールナット柄(シート)
  • チェリー柄(シート)
  • オーク柄(シート)
  • メープル柄(シート)
  • ホワイトオーク柄(シート)
  • エイジドチーク柄(シート)
  • エイジドチェスナット柄(シート)
  • カームチェリー柄(シート)
  • グレージュヒッコリー柄(シート)
  • ウォッシュドオーク柄(シート)
  • アイボリーアッシュ柄(シート)
  • ホワイトオニックス柄(シート)

様々な色から床材のフローリングを選ぶことが可能です。
色の種類も他メーカーに比べて豊富なので、個人的にはおすすめですね。

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【施工事例】アネックスstネダレスのデメリット 今回使用したのは、朝日ウッドテックのstネダレスになります。 L45の防音効果はもちろんですが、ネダレスはお値段も高くなく、その上品質も悪くないという商品になっており、デザイン性も悪くないので、中古マンションのリノベではよく使用されております。

LL45の他メーカーになる朝日ウッドテックstネダレスです。
参考までにご覧ください。

マンションの和室を洋室化する手順

和室の洋室化は基本的に5つの段階で分けられます。

  • 墨出し
  • 床の下地作り
  • コンパネ貼り
  • 割付け
  • フローリング貼り

この流れで施工を行い、最終的にはコンパネの上にフローリングを貼って完了になるのですが、この際にLL45のボンドはテープで固定しないと動いてしまうので要注意しなければなりません。

それでは実際の和室の洋室化の手順についてお話しましょう。

床の下地作り

床の木下地を作って、コンパネを貼る準備を行います。
床にパッキン材と根太ボンドを使って、根太を施工します。

この作業の前に墨出しをして水平調整と床の平行を見るための基準を作って大工は作業を行います。
また、マンションは床に配管があるケースが多いので、なるべくコンクリート用のビスは打たないようにボンドで固定します。

今回、和室を洋室化するのにコンパネ24mを使用

今回は高さや厚みの関係から最も高級で頑丈であるコンパネ24mmを貼りました。
基本的にコンパネは12mmを使うのですが、今回に限っては24mmを採用して頑丈な床に作りました。

Panasonic ベリティスフロアダブルコートLL45のフローリング貼り

直貼り用のフローリングは基本的にボンドで固定するため、直貼り用のボンドではけでボンドを流して馴染ませてからフローリングを並べていきます。
この際にフローリングはあらかじめ切って貼れるような状態にしておくことを推奨しております。

人によって施工パターンは違うのですが、当社は先に切っておいて並べて後から一気に貼っていくことで、動かしたくない部分はテープで固定するという方法をとっています。

マンションのフローリングの規定であるLL45、LL40とは?

LL45やLL40という数字をマンションのフローリングの規定で目にすることがあるかと思います。これらは、床材がどれくらいの遮音性能を持っているかを示す等級であり、特に共同住宅において、階下への生活音の伝わり方を抑制するための重要な指標となります。

まず、このLLという記号は、「軽量床衝撃音レベル」を表しています。
軽量床衝撃音とは、スプーンを落とす音や椅子の引きずり音、人の歩行音など、比較的軽くて硬質な衝撃によって発生する音のことを指します。これに対して、子供が飛び跳ねる音や重い物を落とす音など、重量のある衝撃によって発生する音は「重量床衝撃音」と呼ばれ、LHという記号で示されますが、今回は軽量床衝撃音に焦点を当ててご説明します。

LLの後に続く数字は、その床材を設置した際に、階下で測定される軽量床衝撃音の遮音等級を示しています。この数字が小さければ小さいほど、遮音性能が高い、つまり階下への音の伝わりが少ないことを意味します。
例えば、LL45とLL40を比較した場合、LL40の方がLL45よりも優れた遮音性能を持つことになります。

具体的な音の感じ方としては、LL45の場合、日常生活において発生する一般的な軽量床衝撃音、例えばスプーンが落ちる音や硬いスリッパでの歩行音などが、階下では「ある程度聞こえる」レベルとされています。

完全に聞こえないわけではなく、気になる人もいるかもしれないという程度の音量です。
一方、LL40になると、同じような音でも階下での聞こえ方は「ほとんど気にならない」レベル、あるいは「非常に小さく聞こえる」レベルまで低減されます。
これは、一般的な生活音であれば、ほとんどストレスなく過ごせる程度の遮音性と言えるでしょう。

なぜこのような等級が設けられているかというと、共同住宅では、各住戸の生活音が他の住戸に影響を与える可能性があるためです。
特に、上階からの足音や物を落とす音は、下階に住む人にとって大きな騒音となり、快適な居住環境を損なう原因となるため、マンションの管理規約や分譲時のパンフレットには、リフォームやリノベーションを行う際のフローリングの遮音等級について、LL45以上やLL40以上といった規定が設けられていることが一般的です。

これは、住人全員が快適に暮らせるように、一定以上の遮音性能を持つ床材の使用を義務付けることで、騒音トラブルを未然に防ぐことを目的としています。

もし、ご自身でフローリングの張り替えを検討される場合は、必ず管理規約を確認し、指定されている遮音等級を満たす床材を選ぶことが重要です。

規定に適合しない床材を使用してしまうと、後々トラブルに発展する可能性もあります。最近では、遮音性能の高いフローリング材も種類が豊富にあり、デザイン性も優れたものが多く提供されていますので、専門業者に相談しながら、ご自身のニーズとマンションの規定に合った最適な床材を選ぶようにしましょう。

快適なマンションライフを送る上で、フローリングの遮音性能は非常に大切な要素なのです。

大阪市西区の堀江のマンションの傾向や金額帯の相場について

堀江はマンションが密集している地域でもあるので、今回は堀江の中古マンションをリフォームしたということもあるので、堀江の中古マンションの相場についてお話したいと思います。

堀江エリアのマンションの傾向

  1. 多様なタイプが存在するが、高層・タワーマンションが目立つ: 堀江エリア、特に南堀江や北堀江の幹線道路沿いには、比較的新しい高層マンションやタワーマンションが多く見られます。これらのマンションは、眺望の良さや共用施設の充実(コンシェルジュサービス、フィットネスジム、ゲストルームなど)が特徴で、都心での快適な生活を求める層に人気です。一方で、オレンジストリート周辺の路地裏には、築年数は経過しているものの、デザイン性の高い小規模マンションや、リノベーションに適した物件も点在しています。
  2. 単身者・DINKS層に人気が高い: 堀江は、おしゃれなショップやカフェ、レストランが多く、交通利便性も非常に高いため、都心で働く単身者やDINKS(共働きで子供のいない夫婦)層に特に人気があります。そのため、1LDK~2LDKといったコンパクトな間取りの需要が高い傾向にあります。もちろん、ファミリー層向けの3LDK以上の物件も存在しますが、都心居住志向の強い層がターゲットとなることが多いです。
  3. デザイン性・ブランド力重視の傾向: 「おしゃれな街」というイメージから、マンション自体にもデザイン性やブランド力が求められる傾向にあります。外観やエントランスのデザイン、内装の仕様など、細部にまでこだわりが見られる物件が多いのが特徴です。大手デベロッパーの分譲マンションも多く、そのブランド力も価格に影響を与えています。
  4. 中古マンション市場の活発化とリノベーション需要: 新築マンションの供給が限られる中で、中古マンションの取引が非常に活発です。特に、築年数が経過した物件でも、堀江という立地の良さから根強い人気があり、購入後に自分好みにリノベーションして住むという選択肢も一般的です。リノベーション済みの物件も多く流通しています。
  5. 投資物件としての需要: 堀江のブランド力と交通利便性の高さから、賃貸需要も安定しています。そのため、投資用マンションとしても人気があり、区分マンションの購入を検討する投資家も少なくありません。

堀江の中古マンション金額帯の相場

堀江エリアのマンションの金額帯は、立地、築年数、専有面積、間取り、設備、階数などによって大きく変動しますが、大阪市内でも比較的高価格帯のエリアに位置します。

【分譲マンション(購入)の相場】

  • 中古マンションの平均価格(大阪市西区全体): マンションナビのデータによると、大阪市西区の中古マンション価格相場は、直近で5,333万円~5,733万円とされています(2025年5月時点)。堀江はその中でも人気エリアであるため、この平均よりも高くなる傾向があります。
  • 具体的な物件価格例(堀江エリア): ホームズのデータなどを見ると、堀江エリアの中古マンションは、以下のような価格帯で取引されています。
    • コンパクトタイプ(1LDK~2LDK、~50㎡程度): 3,000万円台後半~6,000万円台前半が多い印象です。築年数が浅いものやタワーマンションの高層階であれば、さらに高額になることもあります。
    • ファミリータイプ(3LDK以上、60㎡~): 5,000万円台後半~1億円以上の物件も珍しくありません。特にタワーマンションの上層階やブランド力の高い物件では、億を超える取引も複数見られます。
    • 築20年の物件の平均価格が約3,685万円というデータもありますが、堀江エリアの好立地や高層階の物件はこれよりも高くなる傾向です。
  • 坪単価の推移: 大阪市西区全体で見て、過去10年間で中古マンションの坪単価は約69%上昇しており、この5年間でも20%の上昇が見られるなど、堅調な価格上昇が続いています。堀江エリアも同様に、高い資産価値を維持していると言えるでしょう。

堀江がなぜオシャレな街なのか?

大阪の堀江が「おしゃれな街」として広く認識されているのには、いくつかの複合的な理由があります。

まず、その歴史的背景と変遷が挙げられます。堀江は江戸時代に開発された比較的新しいエリアで、かつては木材や家具を扱う問屋街として栄えていました。特に「立花通り」(現在のオレンジストリート)は、家具店が軒を連ねる場所でした。
しかし、時代とともに郊外型大型店舗の出現などにより、かつての賑わいは失われつつありました。

この転換点となったのが、1990年代以降の再開発と街づくりです。商店街の活性化を目指し、「立花通活性化委員会」が発足。単なる家具街から、ライフスタイル全体を提案するような、より洗練された街へと変化していきました。

この頃から、既存の家具店に加えて、海外のデザイナーズブランドショップや古着店、個性的なカフェや雑貨店、インテリアショップなどが次々と進出するようになります。特に、従来の家具の「遺伝子」を残しつつも、ファッション性やデザイン性を重視した新しい形態の店舗が増え、若者を中心に注目を集めるようになったんですね。

次に、その街並みの特徴が「おしゃれ」なイメージを形成しています。
堀江は、都会的な洗練された雰囲気と、古い町家を改装した店舗などに見られるレトロな雰囲気が融合した独特の魅力を持っています。幅の広い通りには街路樹が整備され、ゆったりとした空間が広がっています。

また、ひとつひとつの店舗が、オーナーのこだわりやコンセプトを強く持っており、画一的ではない個性豊かなお店が多いことも特徴です。
僕たちのようなリフォーム工事をメインとしている業者に依頼して、最大限まで内装工事に拘ってデザインと設計がされています、特に「オレンジストリート」はその象徴的な存在と言えますよね。

さらに、文化的な側面も堀江を「おしゃれな街」にしている要因です。
アパレル、カフェ、雑貨、家具といった最新のトレンドを発信するショップが集まるだけでなく、現代アートギャラリーや劇場などの文化施設も点在していて、感性を刺激するような場所が多く、クリエイティブな分野で働く人々や、流行に敏感な若者たちを引き寄せています。

交通の便が良いにもかかわらず、心斎橋や難波のような繁華街とは一線を画した、落ち着いた雰囲気を保っていることも魅力です。細い路地に入ると、閑静な住宅街が広がり、緑豊かな公園もあるため、住環境としても人気が高いです。こうした「住む」と「遊ぶ・働く」が融合したバランスの良さも、堀江が「おしゃれ」と感じられる理由と言えるんではないですかね?

締め:大阪市のマンションリフォームなら慣れている土井工務店にお任せ

ウォールナット柄のフローリング

今回、大阪市のマンションリフォームをして感じたのは他にも工事業者がいたのですが同業者でもマンションリフォームの工期や慣れているなれていないでマンションの養生の質まで変わるのだなと感じました。

土井工務店は大阪市都島区の業者ですが、リフォームリノベーションに特化した専門店ですのでマンションのリフォームはかなり得意とするところになります。
実際問題、マンションの内装工事で怖いところは周囲の方々のクレームになるので、このクレーム対応ができない会社、そして近隣挨拶ができない工事会社がたくさんあります。

また、堀江のマンションは築年数が古いマンションから、タワーマンションまで数多くのマンションがあるのでマンションによって施工方法を変えて、最適な施工をする必要があります。
養生はもちろん、エレベーターの位置まで慣れている業者でないとやはり危険だなと改めてマンションの施工して感じました。

土井工務店では、マンションの管理会社への挨拶はもちろん、マンションの部屋全体に工事の挨拶をさせていただいております。
工事業者として自分たちだけがいいという気持ちでするのではなく、マンションの人たちが気持ちよく暮らせるようにマナーと節度を持って工事に挑んでいく所存です。

それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。

土井工務店 代表 土井健史

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