こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
今回はご依頼により、大阪市北区の扉を設置することになりました。
今回使用したのは、Panasonicのベリティスという建具ですが、皆さんはPanasonicベリティスという言葉はご存知ですか?
この商品は、建具の木の合板に加工シートを貼り付けてできたもので、難しい模様の建具をデザインしているため、非常に今人気の商品になっています。
このベリティスという商品は内装用の建具なのですが、住宅で人気のほか、店舗の内装建具としても使用するケースがあります。
今回は、店舗の内装や住宅の内装でPanasonicベリティスのPAの他、開戸を中心に実際に使ってみた施工事例をまとめてみました。
今後、扉の交換を考えている方にはぜひ読んでおいて損はない記事となっていますので、最後までお読みください。
Panasonicベリティスの扉の人気の色
Panasonicの建具であるベリティスは、リクシルの建具ラシッサと同じくらい人気の建具で特に中古マンションをリノベーションした際にはほとんどの建具がこの建具を選択しています。
その中でもオーソドックスなベリティスPAが人気のモデルになっており、カラーは次の中から選択可能です。
詳細はPanasonicの2024建材総合インテリア建材からご覧ください。
UYソフトをールナット
TYウォールナット柄
CYチェリー柄
RVグレージュアッシュ柄
DVブラックオーク柄
NVネイビーオーク柄
KVソイルブラック柄
JYメープル柄
WYホワイトオーク柄
GYホワイトアッシュ柄
PYしっくいホワイト柄
AVブルーグレーオーク柄
YVピュアワイルドオーク柄
JVパールグレー柄
扉のサイズ(枠の外から外)は次の中から選べます。
735mm,755mm,780mm,825mm,875mmから選択可能です。
高さは、2035mmとなっています。
壁の厚みは90mm,110mm,140mm,155mm,172mmです。
その中でもマンションに多いのは90mmとなっています。
では、通常のナチュラルカラーの扉と、オプションで少し料金が高くなるペイントカラーの扉を使って店舗や住宅で使用しましたので、施工事例についてお話ししましょう。
色:ホワイトオークのの施工事例
中古マンションのフルリノベーション工事の際に和室の押入と、襖を解体して扉を設置しました。
実際に施工してみると、古臭い感じはなくなり、白基調の扉と、床材はPanasonicのウスイータ、ホワイトオークを使用しているので古いマンションの雰囲気はなくなり、新しいマンションかのような雰囲気になっています。
この建具はPanasonicベリティスPAのホワイトオークになります。
真っ白という雰囲気も格好いいのですが、個人的にはこのホワイトオークという完全な白ではない色も人気の一つです。
PanasonicベリティスLE型ネイビーオークの施工事例
大阪市の空手道場、両道会空手様の空手道場にて店舗改装工事を行いました。
店舗の改装工事には扉の工事はもちろん床の工事、クロスの張り替えもあるのですが、今回はPanasonicベリティスLE型の真ん中残しかけ部分までガラスの入ったデザインの扉の交換を行いました。
LE型のドアに今回の色は大阪市の空手道場、両道会空手様の空手道場にて店舗改装工事を行いました。
店舗の改装工事には扉の工事はもちろん床の工事、クロスの張り替えもあるのですが、今回はPanasonicベリティスLE型の真ん中残しかけ部分までガラスの入ったデザインの扉の交換を行いました。
LE型のドアに今回の色はペイントカラーのネイビーオークを使ってPanasonicベリティスの建具の工事を行なっています。
この建具を使ったのは僕自身初めてでしたが、ネイビーオークの色がとても素敵な色で綺麗な色の仕上がりだったのが、今回良かったと素直に感じました。
PanasonicベリティスPAウォールナットの施工事例
新大阪の古い中古マンションのフルリノベーション工事を行い、古臭い絨毯や建具の間仕切りから、新しい建具を使って印象をガラッと変えました。
中古マンションの古い建具といえば、この昭和初期にあったような玉座の建具ですが、今回はPanasonicのベリティスPAオーク色の建具に変えたことで印象がとても変わりました。
Panasonicベリティスの扉を交換する工事の手順と方法
ベリティスの扉を発注する手順は次のとおり
- 採寸(建具の横幅と高さ壁の厚み)を測ります
- 商品選定(色の指定)
- 発注と納品
- 運搬
- 既存建具の解体
- 建具の下地(木orLGS)
- 枠いれ
- 蝶番、戸当たり
- 建具設置
このような手順で順に施工していきます。
それでは、実際に施工した写真があるので見ていきましょう。
建具の運搬
建具は基本的に現地着にするケースと工事会社の事務所に届けて運搬するケースがあり、どちらにせよ費用はかかるのですが建具の交換をするには運搬が必要になります。
建具の解体
建具の解体にはまずは枠から解体する必要があるのですが、今回の枠は古い鉄扉のため溶接されている扉の枠を解体するのに時間と費用が多くかかりました。
また、この建具の解体には時間はもちろん費用はかかりましたが結果的に交換することによって古い鉄扉の事務所の雰囲気から新しい空間をデザインできた施工になりました。
建具の下地と枠いれ
基本的に工事の全てといってもいいのが下地を作る工事と枠を入れる工事になります。
この枠と下地が直角でない場合、建具が真っ直ぐに入らない場合は建具の長番にドアを設置した際に歪みや真っ直ぐに見えない、変な隙間ができるなどの問題になります。
また、床に扉が擦って開きにくいなどの問題にもなりますので、必ず大工が強い工務店に依頼することをお勧めします。
実際僕たちに依頼が来た時には建具が歪んでいてどうしようもない、また解体して枠を取り寄せて、クロスを補修するしかないといったケースは何度もあるため一度で完璧な工事をしようと思えば、大工が得意な工事業者に依頼するんが一番ですよ。
Panasonicベリティスの扉との組み合わせのポイントは床のデザイン
【施工事例】ウスイータのオーク色を上貼り施工した感想にて、実際に同じPanasonic製品のウスイータを上貼り施工した感想や床の工事をする前の雰囲気の違いについて記載しています。
扉の交換は床が基本的に剥れたり、貼られていない箇所があるのが基本なのでその点も踏まえて扉の交換の際は合わせて床の工事をすることをお勧めします。
建具の交換はお家の雰囲気を変えるワンポイントとして非常に重要なデザインの要素を兼ねていますが、それよりも一番印象が変わるのは床を変えるリフォームになります。
建具交換の工事費用と注意点
建具の交換には必ず付いてくると言っても過言ではないものがあります。
それは、枠の入れ替えです。
基本的に扉というのは建具をオーダーメイドしなかぎり、Panasonicペリティスの扉は既製品で扉の高さや大きさが決まっています。
その中で商品を選定し、その他オプションを選ぶか選ばないか?というのがポイントになります。
扉の工事の工事手順は次の通りです。
- 既存の建具の解体
- 周辺のボードの解体
- 木下地
- 枠入れ
- ボード補修
- 蝶番、戸当たり
- 巾木の補修
- クロスの張り替え(解体部分の表裏)
- 床の補修(リペア、もしくは床の補修)
- 建具の設置
このような工事の流れになっています。
そのため、Panasonicベリティスの場合は複数の工事を絡めると、工事単価は開戸で23万円〜、引き戸で27万円から〜、あとは他の箇所との取り合いによって変わるということです。
もちろん他の箇所、クロス、床全面を工事するとなると建具の工事も簡単になるので、扉の費用は安くなります。
締め:扉の交換には付随の工事が多いし、専門性が高い
大工工事がリフォームでできるという職人は減っており、扉の交換も扉だけで交換できると思っているような業者の素人が今世の中に溢れているような状態です。
そのため、実際に工事と付随して行う工事なぜ付随のクロスや床の補修があるのか?
建具の入れ替えは何が大変なのか?こう言った部分が慣れていない業者では分からないことが殆どで、当社以外にも工事会社はたくさんありますが、店舗やお家の扉の入れ替えを土井工務店に工事してほしいという業者からの依頼があるほど、人口の多い関西という地域でも増えてきました。
正直僕たちも全ての工事を受けているわけではありません。
僕たちもお客さんを選んで、良識のない人や様々な業者で見積もりを取るような人は正直言って見積もりすらせずに、他の安い業者ですればいいんちゃいます?と言って、明らかに失礼なお客さんはこちらから断っています。
僕らは工事専門の業者なので営業や駆け引きはできません、これからもしなくても工事の依頼があるのでする予定もありません。
工事をメインとしている会社の立場で今の建設業界を見ると、ブローカーの営業がメインの会社が増えたことによってめちゃくちゃな工事が増えているのを感じました。
そんな工事業者もどきのブローカーは中間マージンだけ取って業者に外注して、自分たちは何もしないというのはよくある話です。
当社もそんな会社から工事をしてほしい、見積もりをしてほしいという依頼があった際は、基本的にお断りするような悪質な業者が殆どですので、皆さんもご注意ください。
それでは、最後になりましたが皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
何か質問や相談等があれば、費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史