【施工事例】Panasonicスリット格子のメリット・デメリット

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区で工務店と不動産を経営しております。

先日、お世話になっている不動産屋さんのオフィスのリノベーション工事を行いました。
中央区に所在する日本リード不動産様のオフィスで、お客様の打ち合わせスペースには開放感を作りたいという思いから間仕切りではなく、Panasonicのスリット格子を採用してスペースを区分しました。

今回は実際の施工事例についてお話したいと思います。

目次

Panasonicスリット格子とは?

パナソニックが提供する室内用のスリット格子(主に主要建材ブランドである「ベリティス(VERITIS)」シリーズのスリット格子)について、プロのプランナーの視点から詳しく解説します。

大工さんに一からオーダーメイドで作ってもらう「造作(ぞうさく)」と比べ、パナソニックの既製品スリット格子には「ハウスメーカーやリフォームで選ばれ続ける圧倒的な強み」があります。

Panasonic 公式サイトカタログはこちら(2026総合建材インテリア建材P1080)

1. 「ベリティス」ならではの圧倒的な木目のリアルさと耐久性

パナソニックのシート仕上げ技術(ベリティス)は建築業界でもトップクラスにリアルです。手で触れるまで本物の木と見分けがつかないほどの凹凸感や木目が再現されています。

  • プランナーの本音: 本物の木は経年変化で反ったり、ささくれたり、日焼けで色が変わったりしますが、パナソニック製はそれがありません。小さなお子様が触ってもトゲが刺さる心配がなく、数年経っても施工時の美しさをそのままキープできるため、お客様に非常に提案しやすいです。

2. 「家全体のトータルコーディネート」が完璧に決まる

パナソニック最大の強みは、ドア、フローリング、階段、収納の扉と「全く同じ色・質感」でスリット格子を合わせられる点です。

  • プランナーの本音: 造作で格子を作ると、どうしても既存のドアや床と「似ているけれど微妙に色が違う」というズレが生まれ、空間がごちゃつきがちです。パナソニック製品であれば、床が「チェリー柄」なら格子もまったく同じ「チェリー柄」で揃えられるため、空間の完成度が劇的に上がります。

3. 計算された「施工性」と「サイズバリエーション」

高さは一般的な住宅に対応する8尺(約2.4m)から、天井の高い家向けの9尺(約2.7m)までラインナップされています。横幅も設置場所に合わせて段階的に選べるパッケージになっています。

プランナーの本音: バラバラの木材を現場で組み立てるのではなく、しっかりとした枠組み構造の「ユニット」として届くため、大工さんの腕に左右されず、常に均一で美しい仕上がりになります。
工期が短く済むため、結果的に施工費(人件費)を抑えられるのもユーザーにとって大きなメリットです。

おすすめカラー、色の合わせ方は?

  • 空間を広く見せたい・存在感を消したい場合: 壁のクロスに合わせて「しっくいホワイト柄」などの白系を選ぶと、壁と同化して空間がより広くすっきり見えます。
  • アクセント(主役)にしたい場合: 「スモークオーク柄」や「ウォールナット柄」など、床や家具より一段濃い色を持ってくると、空間がグッと引き締まり、高級ホテルのようなモダンな雰囲気を演出できます

    また、今回の施工事例はソフトウォールナットのスリット格子ですが、木の質感を出しつつも高級感のある商品となってます。

スリット格子を日本リード不動産様の事務所で施工の手順と写真

完成途中の設置する裏側のダボ穴です。

間仕切りの縦の間仕切りの柱にはビスで固定され、ぶれないようになっている

下側には振動ドリルで固定。

裏側のダボ穴には間柱を差し込んでハンマーで叩き入れる

スリット格子のメリット

スリット格子は最近の都心のデザインで、開放感を望まれる空間やデザインには非常に適しています。
地方では、そもそも広いので採用するケースは限られてくるのですが、採用する箇所によってデザインと空間の印象が非常に変わります。
そして、ユーザーが「これを選んでよかった!」と感じる主なポイントは以下の4つです。

1. 「開放感」と「目隠し」を両立できる

完全に壁で仕切ってしまうと部屋や庭が狭く見えますが、スリット格子なら光や風が通るため、圧迫感がありません。それでいて、斜めからの視線をしっかり遮ってくれるため、「隠したいけど、暗く狭くしたくない」というワガママな悩みを解決してくれます。

2. 光と影がつくる「高級感・デザイン性」

日の光や照明が当たると、床や壁に美しい縞模様の影が落ちます。この「光と影のコントラスト」が、空間を一気にモダンでホテルのような上質な雰囲気(高級感)に変えてくれます。

3. 風通し(通風)を確保できる

エアコンの風を部屋全体に行き渡らせたいリビングの仕切りや、湿気がこもりやすい外構・ベランダなどで大活躍します。風を遮らないため、住まい全体の快適性がアップします。

4. ゆるやかな「ゾーン分け」が得意

「玄関を開けたらリビングが丸見えになるのを防ぎたい」「リビングの一角にワークスペースを作りたい」というとき、完全に区切るのではなく、家族の気配を感じられる絶妙な距離感を保てます。

スリット格子のデメリット

思っていたのと違う…」とならないために、ユーザー目線で気になるポイントも押さえておきましょう。

  • 正面からの視線には少し弱い :斜めからの目隠し効果は高いですが、格子の真正面に立つと、隙間から奥がそれなりに見えてしまいます。通りの激しい道に面した場所などでは、格子の幅や角度の調整が必要です。
  • お掃除の手間(ホコリがたまる): 格子の1本1本にホコリがのるため、特に室内(インテリア)で使う場合は、クイックルワイパーなどで定期的にサッとホコリを払うひと手間がかかります。
  • 完全な防音・遮音・遮光はできない: 隙間があるため、音や光、ニオイを完全に遮断することはできません。

    間仕切りに比べてデザイン性は高いものの費用は高くつきます。
    実際にかかる費用は現場によって異なりますが、平均的な相場についてお話ししましょう。

スリット格子の費用は?

採用する量にもよりますが、一般的には20万前後〜30万前後に既製品はなるケースがほとんどです。
では何に費用がかかるのか?というと材料はもちろん、その後のリペア、下地にも費用がかるので付随する工事が高い可能性があるという点です。

思ったよりも高くなったというケースもあるので、後からつけるとなると費用が高くつくケースがほとんどですね。

安いスリット格子は無いのか?

結論から言うと、増作すれば安くつきますが、手が怪我する可能性は非常に高いです。
これがなぜか?というと、造作したものは木なのでシートが貼られていません。

そのため、経年劣化でささくれなどで手に刺さる可能性や角が出てるような施工をする業者であれば、危険の可能性は向上します。
こういった背景を踏まえた上でどのようにして導入するのか?中途半端は良くないので、必ず木の化粧材でする場合は面取りやクリア塗装まで手を抜かずやりましょう。

ただ、ここまですると造作より既製品の方が安いような気がしますけどね。

どこに取り入れる? プロ一押しの「採用シーン」

実際にスリット格子を使うとなったらどこに使うのだろうというお客さんが非常に多く、迷われている方はもちろんいます。
その方のために当社が提案する際に、どの点を重要視してご提案させてもらっているかは下記のとおりです。
そして、実際にお客様への提案時、特に満足度が高いレイアウトがこちらです。

① 玄関を開けたときの「リビング目隠し」

  • 課題: ドアを開けたら部屋の奥まで丸見えになってしまう間取り。
  • 解決案: 玄関とLDKの境界にパナソニックのスリット格子を1窓分(幅590mm〜830mm程度)立てます。壁ではないので玄関が暗くならず、宅急便の対応時などもリビングのプライバシーを上品に守れます。

② キッチンカウンター横の「冷蔵庫・家電隠し」

  • 課題: 対面キッチンの横にある冷蔵庫やゴミ箱が、リビングから丸見えで生活感が出てしまう。
  • 解決案: キッチンのエンドラインにスリット格子を配置します。視線は適度に遮りつつも、キッチンで料理をしている人とリビングにいる家族とのつながり(気配)を断ち切りません。

③ リビングの一角につくる「小上がり・ワークスペース」の仕切り

解決案: スリット格子でゆるやかに囲います。適度なおこもり感が出て集中できる一方で、リビングのエアコンの風や光もしっかり届くため、快適な空間になります。

課題: リビング内にテレワークやキッズスペースを作りたいが、個室にすると狭くなる。

締め:今回のスリット格子は大阪の(株)土井工務店が施工

スリット格子は、「壁を作るほどではないけれど、おしゃれに、スマートに空間を区切りたい・隠したい」**というときに、費用対効果も含めて満足度が非常に高いアイテムです。

今回のお話で重要なのはどこに設置するのか?つまり設計力も重要ということです。
当社では、自社で設計からデザイン、施工、管理まで一貫して対応しております。
新しくマイホームを探して、採用を考えている方は当社は不動産会社でもあるので、物件探しから内装工事まで一貫して対応が可能です。

そして、特定の用途(例:「リビングの間仕切りとして考えている」「家の内装で迷っている」など)があれば、さらに具体的なアドバイスができますので、お気軽におっしゃってくださいね!

また、スリット格子は造作要素が強いので慣れている業者でないと綺麗に仕上がらないので、簡単なようで傷のつきやすい商品だという印象でした。
実際問題、僕はお客さんに嘘をつくのが嫌なので商品を綺麗にリペアして傷がないように施工をしております。

その小さな部分まで見逃さないのが管理の重要性とも言えるでしょう。

最後になりましたが、当社は大工工事、内装工事が非常に強い大阪の工務店です。
もし、お困りのことやご相談がございましたら、当社までお問い合わせください。

土井工務店 代表 土井

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