オーナーが語るポルシェ マカンの真実:後悔しない選び方と走行性能レビュー

オーナーが語るポルシェ マカンの真実:後悔しない選び方と走行性能レビュー

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。

04/16日にポルシェマカンsを納車し、会社名義で購入して約1ヶ月が経ちました。

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【ポルシェマカンS】の納車と購入した感想 04/16日にポルシェマカンsを購入しました。 周囲の方々には驚かれましたが、僕は昨年から今年にかけてこのポルシェを乗るに相応しい人になった自信もあって、ついに乗っている車に出会う時が来たのではないかと考え購入に至りました。

ポルシェ マカン。その名前を聞くだけで、多くの車好きが心を躍らせるかもしれませんが、実際にオーナーとしてその車と日々を過ごす中で見えてくる「真実」は、カタログや試乗記だけでは語り尽くせないものです。

私は今回ポルシェ マカンを所有しましたので、その魅力を骨の髄まで知り尽くしている一人のオーナーとして、この車の「後悔しない選び方」と「本当の走行性能」について、包み隠さずお話ししたいと思います。

また、マカンはSUVでありながら、ポルシェのスポーツカーDNAを色濃く受け継ぐマカンは、日常使いの利便性と、ワインディングロードでの刺激的な走り、そしてポルシェならではの洗練されたデザインと上質な室内空間を兼ね備えています。しかし、その万能さの裏には、オーナーだからこそ語れる喜びや、時には直面する現実があります。

この記事では、私が実際に経験した視点から、マカンの隠れた魅力、グレードごとの選びのポイント、知っておくべき維持費のリアル、そしてライバル車との比較におけるマカンならではの立ち位置まで、深掘りして解説します。

マカン購入を検討しているあなたが、後悔のない選択をし、充実したポルシェライフを送るための、最も信頼できる情報を提供することを目指します。


目次

第1章:オーナーが語るマカンが選ばれる真実 – 日常使いの満足度と特別感

ポルシェ マカンを所有して感じるのは、単なる移動手段ではない、日々の生活を豊かにする特別な存在であるということだと所持していて感じます。

日常のあらゆるシーンにフィットするジャストサイズ

私がマカンを所有して最も評価している点の一つは、そのボディサイズが日本の都市環境に驚くほどフィットしていることです。全長約4.7m、全幅約1.9mというサイズは、大型SUVにありがちな取り回しの難しさを感じさせません。

例えば、都市部の狭い駐車場や、細い路地でのすれ違いでも、ストレスなく運転できます。私の経験上、デパートの機械式駐車場でも、多くの場所で問題なく入庫できました。

パワーステアリング・プラスのオプションは、低速時のステアリング操作が非常に軽くなり、車庫入れやUターンが驚くほどスムーズになります。これは、特に女性ドライバーや、都市での運転に慣れていない方には、ぜひ体感してほしいポイントです。

また、360°サラウンドビュー付きパークアシストは、車両周辺を上空から見下ろすような映像で確認できるため、狭いスペースでの駐車時に非常に重宝します。この機能のおかげで、駐車が苦手な方でも安心してマカンを操ることができます。

都会で際立つデザインと所有する喜び

マカンのデザインは、私がこの車を選んだ大きな理由の一つです。街中で見かけるたびに「やはり格好良いな」と再認識させられます。

クーペのような流麗なルーフラインは、SUVにありがちな野暮ったさがなく、都会的な洗練さを感じさせます。特に、リアを横一文字に繋ぐライトストリップは、夜の都市で圧倒的な存在感を放ち、信号待ちのたびに後続車の視線を感じることも少なくありません。これは、まさに「ポルシェに乗っている」という所有する喜びを日々実感させてくれる瞬間です。

豊富なボディカラーやホイールデザイン、そしてサイドブレードの色選択など、細部にわたるカスタマイズができる点も、オーナーとしての満足度を高めます。私自身、オプション選びにはかなりの時間をかけましたが、その分、完成した自分だけのマカンに対する愛着はあります。

上質で快適な室内空間がもたらす安心感

マカンの室内は、外からの喧騒を遮断し、私に質の高いプライベート空間を提供してくれます。ポルシェらしい高質な素材使いと、緻密な作り込みは、長時間運転していても疲労を感じさせません。

特に気に入っているのは、ドライバーを中心に配置されたコックピットです。アナログのタコメーターが中央に鎮座し、その両脇にデジタルディスプレイが配されるデザインは、まさにポルシェの伝統と革新の融合です。操作系も直感的で、迷うことなく各種機能を使いこなせます。

長距離移動では、オプションで選択した14way電動調節機能付きシートの恩恵を強く感じます。体に吸い付くようなフィット感は、長時間運転でも腰への負担を軽減し、快適なドライブをサポートしてくれます。また、BOSEサラウンドサウンドシステムは、都市の喧騒から逃れ、お気に入りの音楽に没頭できる最高の空間を提供してくれます。

ラゲッジスペースも、日常使いには十分な広さです。スーパーでのまとめ買いはもちろん、週末のゴルフや、家族での小旅行の荷物も問題なく積載できます。リアシートを倒せばさらに広大なスペースが生まれ、いざという時にも頼りになりますし、僕は後ろにゴルフバックを積んでいます。

ポルシェのトランクにあるゴルフバック
ポルシェのトランクにあるゴルフバック

第2章:オーナーが語るマカン走行性能の「真実」 – 期待を超える走り

ポルシェ マカンは、SUVの枠を超えた走行性能を持つとよく言われますが、実際にステアリングを握ると、その言葉が真実であることを体感します。

2.0Lモデルでも十分すぎる「ポルシェの走り」

私が所有しているのはベースグレードの2.0Lモデルですが、「本当に2.0Lなの?」と驚くほどパワフルで軽快な走りをします。都市での信号待ちからの発進加速はスムーズで、ターボラグもほとんど感じません。合流や追い越しなど、必要な時に必要なだけ加速してくれるレスポンスの良さは、日常使いにおける大きなアドバンテージです。

高速道路での巡航安定性も抜群です。SUVでありながら、路面に吸い付くような安定感で、まるでレールの上を走っているかのような感覚です。これは、ポルシェが長年培ってきたシャシー技術と、絶妙なサスペンションセッティングの賜物だと感じています。

ワインディングロードでは、その真価をさらに発揮します。重心の高いSUVにもかかわらず、ロールが極限まで抑えられ、狙ったラインを正確にトレースできます。ステアリングの応答性も非常に高く、ドライバーの意図を正確に路面に伝えてくれるため、安心してコーナーを攻めることができます。2.0Lモデルでも十分にスポーティな走りを楽しめますが、もし予算に余裕があれば、よりパワフルなV6モデルを選べば、さらに刺激的な体験が待っているでしょう。

スポーツカーに匹敵するPDKの正確性とレスポンス

マカンの走行性能を語る上で欠かせないのが、ポルシェ ドッペルクップルング(PDK)です。この7速デュアルクラッチトランスミッションは、電光石火のシフトアップ・ダウンを実現し、ドライバーの意図を正確に反映します。

アクセルを踏み込めば瞬時に最適なギアを選び、ダイレクトな加速フィールを提供してくれます。また、パドルシフトを使えば、まるでレーシングカーを操っているかのような、切れ味鋭い変速をマニュアルで楽しむこともできます。都市での渋滞時でもギクシャクすることはなく、スムーズな発進・停止が可能です。

私はスポーツクロノパッケージを装着していますが、これに付帯するステアリングホイールのモードスイッチは、日常使いとスポーツ走行を瞬時に切り替える上で非常に便利です。センターコンソールのボタンを探す手間なく、親指一つでマカンの性格を変化させることができます。

欠かせないオプション:PASMとエアサスの衝撃

私がマカンを購入する際に最も悩んだのが、PASM(ポルシェ アクティブ サスペンション マネージメント)とアダプティブ エアサスペンションの選択でした。結果として両方装着しましたが、これは本当に「大正解」でした。

PASMは、走行モードに応じてサスペンションの硬さを自動で調整してくれます。ノーマルモードでは、都市の段差や荒れた路面でもしなやかにいなし、非常に快適な乗り心地を提供します。しかし、スポーツモードに切り替えれば、足回りが瞬時に引き締まり、高速走行やワインディングロードでの安定性が格段に向上します。まさに、一台で二つの顔を持つサスペンションシステムです。

さらに、アダプティブ エアサスペンションは、車高調整機能に加え、乗り心地の良さに大きく貢献します。最低地上高を上げて悪路を走破したり、高速走行時に車高を下げて安定性を高めたり、乗降時には車高を下げて乗り降りを楽にしたりと、その恩恵は計り知れません。特に、長距離ドライブでの疲労軽減効果は絶大で、マカンの快適性を次のレベルへと引き上げてくれます。この組み合わせは、マカンオーナーとしての満足度を大きく高める、必須級のオプションだと断言できます。


第3章:後悔しないためのマカン選び – オーナーからのアドバイス

これからマカンを検討される方へ、私自身の経験から得た後悔しないための選び方のポイントをお伝えします。

新車か中古車か?それぞれの「後悔ポイント」を避ける

新車購入は、希望通りのオプションを自由に選択できるという最大のメリットがあります。しかし、ポルシェのオプションは非常に高価であり、つけたいものを全て選ぶと予算を大幅にオーバーしてしまう可能性があります。後悔しないためには、自分が「本当に必要とするオプション」を明確にし、優先順位をつけて選ぶことが重要です。私の経験上、PASM、スポーツクロノパッケージ、パワーステアリング・プラス、360°サラウンドビュー付きパークアシストは、都市での快適性とマカンの走りの本質を楽しむ上で、優先して検討すべきオプションだと考えます。

中古車購入は、新車に比べて車両価格が安いという大きな魅力があります。しかし、中古車には前オーナーの使用状況やメンテナンス状況が反映されます。後悔しないためには、以下の点を入念にチェックしてください。

まず、整備記録の確認です。正規ディーラーでの定期点検記録が全て揃っているかを確認することは非常に重要です。これにより、車両が適切なメンテナンスを受けてきたか、高額な修理が必要な箇所がないかを確認できます。

次に、ウィークポイントのチェックです。マカンは素晴らしい車ですが、一部でPDKの特定の症状や、エアサスの経年劣化によるエア漏れなどが報告されるケースもあります。試乗時に、これらの兆候がないか、また購入前に専門家による診断を受けることを強くお勧めします。特に、中古車のマカンを選ぶ際は、信頼できるポルシェ正規ディーラー認定中古車(ポルシェ アプルーブド)を選ぶのが最も安心です。多少価格が高くても、厳格な点検基準と充実した保証が付帯しているため、購入後の不安を大きく軽減できます。

グレード選び:2.0LとV6、あなたのライフスタイルに合うのは?

マカンには、2.0L直列4気筒ターボのベースモデルと、2.9Lまたは3.0L V6ツインターボのマカンS、GTS、ターボといったグレードがあります。

2.0Lベースモデルは、都市での日常使いがメインで、時々ワインディングロードを楽しむ程度であれば、十分すぎるほどの性能を持っています。軽快なハンドリングと、低燃費で維持費が抑えられる点が魅力です。もし、予算に限りがある場合や、初めてのポルシェという方には、このモデルが非常におすすめです。

V6モデルは、よりパワフルな加速と、伸びやかなエンジンサウンド、そしてより本格的なスポーツ走行性能を求める方におすすめです。特にマカンSは、パワーと維持費のバランスが最も良く、多くのオーナーに選ばれています。GTSやターボは、サーキット走行も視野に入れた、よりアグレッシブな走りを求める方に最適です。

後悔しないためには、必ず試乗を行い、各グレードの特性を体感することです。可能であれば、普段自分が走るような道のりを試乗させてもらい、どのパワーユニットが自分の運転スタイルやライフスタイルに合っているかを見極めてください。

ポルシェ駐車場やガレージ騒音に問題を感じたので、ビルトインガレージを作っています

実際問題、ポルシェマカンSのサイズは平面駐車場では少し、左右に寄ってしまうとクレームの原因になったり、隣地の駐車場の方とも問題になりやすい傾向にあります。
僕自身、マンションの駐車場で本当にセンター出ないと、左右の車に迷惑がかかるのではないかな?と乗っていていて感じます。

マカンでこれほど感じているので、カイエンになると駐車場の問題はさらに大きくなるのではないでしょうか?

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PORSCHEのためのビルトインガレージを作ってます 先日、PORSCHE マカンを納車してめちゃくちゃ気持ちが浮かれております。 そんな中、この車に相応しいガレージを作ってやろうと企画をした次第です。 ガレージ作りには何個か選択肢があって、その選択肢で最も多いのが次の二つ ガレージハウスを建てるのか インナーガレージを作るのか

当社は、大阪市都島区の工務店でリフォームリノベーション専門店なので、作ることは難しいことではないため、倉庫の中にビルトインガレージを作りました。
そして、収納とガレージの2つの役割を担おうと考えております。

まだ、完成しておらず、ビルトインガレージは途中ですが、騒音問題やリンチとのトラブルを平面駐車場で起こり得ることを考えるとこちら選択しました。


第4章:オーナーが語るマカン維持費の「現実」と賢い節約術

ポルシェ マカンを所有する上で、気になるのが維持費のリアルです。オーナーとして、正直なところ、決して安くはありません。しかし、その内訳を理解し、賢く管理することで、安心してポルシェライフを継続できます。

税金・保険料:避けられないコスト

自動車税は排気量に応じて課税され、2.0Lモデルで年間約3.5万円~4万円、V6モデルで年間約5万円~5.7万円です。新車登録から13年経過すると税額が増加します。自動車重量税も車検時に2年分を支払います。

最も大きな変動要素となるのが任意保険料です。ポルシェは高級車であり、修理費用が高額になる傾向があるため、車両保険を付帯すると年間10万円~30万円以上になることも珍しくありません。特に若い世代のオーナーは、保険料が高額になりがちです。複数の保険会社から見積もりを取り、補償内容と保険料のバランスをよく検討することをお勧めします。

燃料費:ハイオク指定の現実

マカンは全モデル、ハイオクガソリン指定です。
私の2.0Lモデルの場合、都市部での街乗りでは平均して8~9km/L、高速道路では11~12km/L程度の燃費です。V6モデルになると、さらに燃費は悪化する傾向にあります。

ガソリンスタンドで満タンに入れて1万円弱ほどでしょうか。
これで約400キロ弱走行する印象があります。

年間10,000km走行すると仮定した場合、2.0Lモデルで年間約18万円~20万円、V6モデルで年間約22万円~25万円程度の燃料費がかかる計算になります。これは、一般的な国産車と比較すると、やはり高めの費用です。

メンテナンス費用:プロの目が必須

ポルシェのメンテナンスは、専門的な知識と診断機器が必要となるため、正規ディーラーまたはポルシェに精通した専門工場で行うのが鉄則です。

エンジンオイル交換は、1回あたり3万円~5万円程度が目安です。定期点検費用も、1年点検で数万円~10万円程度、車検時には10万円~20万円の基本点検費用に加え、消耗品交換や修理箇所があると、数十万円から、場合によっては100万円を超えることもあります。

特に高額になりやすいのが、タイヤとブレーキ関連の費用です。ポルシェ承認タイヤ(N指定タイヤ)は高価であり、1本数万円~10万円以上します。マカンのスポーツ性能ゆえに、タイヤの摩耗も比較的早く、数年ごとの交換が必要になります。ブレーキパッドやローターも同様に消耗が早く、交換費用が高額になる傾向があります。

私の経験上、突発的な故障や大きな修理が発生すると、一度に数十万円の出費となることもあります。特に、エアサス搭載車の場合、経年劣化によるエア漏れやコンプレッサーの故障は、高額な修理費用が発生する可能性があります。

維持費を賢く抑えるためのオーナー術

高額な維持費を前に躊躇するかもしれませんが、オーナーとしての工夫で費用を抑えることも可能です。

まず、ポルシェ認定中古車保証(ポルシェ アプルーブド)の活用は、中古車オーナーにとっては非常に重要です。保証期間内であれば、万が一の故障時に高額な修理費用がカバーされるため、大きな安心材料となります。

次に、定期的な点検と早期発見です。軽微な不具合のうちに修理することで、大規模な修理費用を抑えられる場合があります。日頃から車の状態に気を配り、異音や違和感があれば、早めに専門家に見てもらうことが重要です。

また、正規ディーラー以外にも、ポルシェのメンテナンス実績が豊富な専門工場を見つけることで、費用を抑えられる可能性もあります。ただし、エンジンのオーバーホールやPDKの修理など、専門性の高い作業は、やはり正規ディーラーの技術力と純正部品の安心感には代えがたいものがあります。

タイヤの空気圧管理も、地味ですが非常に重要です。適正な空気圧を維持することで、タイヤの摩耗を抑え、燃費改善にも繋がります。


第5章:オーナーから見たライバル比較 – マカンが選ばれる理由

ポルシェ マカンを選ぶ際、多くの人がメルセデス・ベンツGLC、BMW X3/X4、アウディQ5といったライバルと比較するでしょう。オーナーとして、これらの車とマカンを比較した時に感じる「決定的な違い」を語ります。

メルセデス・ベンツ GLC:快適性と豪華さのメルセデスか、走りのポルシェか

GLCは、メルセデスらしい上質で快適な乗り心地が魅力です。内装も豪華で、最新の先進運転支援システムが充実しています。都市での日常使いでは、非常に快適な移動を提供してくれるでしょう。

しかし、マカンを所有する私がGLCを運転すると、その走りの質感には明確な違いを感じます。GLCも十分スポーティなグレードはありますが、マカンが持つ「路面に吸い付くような一体感」や「ステアリングを切った瞬間に反応する正確性」、そしてPDKの電光石火の変速フィールは、GLCでは味わえません。マカンは、ドライバーが車を「操る」喜びをより深く感じさせてくれます。

結論として、ひたすら快適で豪華な空間を求めるならGLCも良い選択ですが、SUVであっても「運転そのもの」を楽しみたいなら、マカンに軍配が上がります。

BMW X3 / X4:駆けぬける歓びのBMWか、妥協なきスポーツのポルシェか

BMW X3/X4も、BMWらしい「駆けぬける歓び」というコンセプトのもと、非常にスポーティな走りを実現しています。特にX3 M40iやX3Mは、マカンの高性能モデルと競合するほどのパフォーマンスを持っています。直列6気筒エンジンのスムーズな吹け上がりも魅力です。

しかし、マカンのオーナーとして感じるのは、ポルシェの「スポーツ」に対するこだわりが、BMWとは異なる次元にあるということです。マカンは、SUVというボディ形状にもかかわらず、スポーツカーとしてのDNAを一切妥協していません。シャシーのセッティング、サスペンションのしなやかさ、そしてPDKの完成度は、マカンの方が一枚上手だと感じます。特に高速域での安定性や、限界領域でのコントロール性には、明確な差があります。

個人的な感覚ですが、BMWのスポーティさはより「アクティブ」で、マカンは「精緻」なスポーツという印象です。より洗練されたスポーツ性能と、ポルシェというブランドの特別感を求めるなら、マカンを選ぶべきでしょう。

アウディ Q5:高品質なSUVか、唯一無二のスポーツSUVか

アウディQ5は、マカンと同じプラットフォームを共有しているため、比較対象としてよく挙げられます。アウディらしいシンプルで高品質な内装、そしてしなやかで静かな乗り心地は、日常使いにおいて非常に高い満足度を提供します。価格もマカンより手頃な場合が多いです。

しかし、プラットフォームを共有していても、ポルシェがマカンに施した独自のチューニングは、Q5とは全く異なる車にしています。Q5が「上質なSUV」であるならば、マカンは「SUVの形をしたスポーツカー」です。ステアリングフィール、アクセルレスポンス、PDKの変速、そしてサスペンションの制御は、明らかにマカンの方がスポーティにチューニングされています。Q5が快適性と実用性を重視しているのに対し、マカンは運転の楽しさを追求しています。

私にとって、マカンがQ5よりも優れているのは、その「明確なキャラクター」です。単なる移動手段としての快適性だけでなく、「運転する喜び」を求めるなら、マカンを選ぶべきだと確信しています。

レクサス NX / RX:日本のおもてなしか、欧州のドライビングプレジャーか

レクサスNXやRXは、日本車ならではの高い信頼性、故障の少なさ、そしてレクサスブランドが提供する手厚い「おもてなし」のサービスが魅力です。静かで快適な乗り心地、そして充実したハイブリッドモデルによる優れた燃費性能も特筆すべき点です。

しかし、私がマカンを所有する中で感じるのは、レクサスとは異なる「運転の哲学」です。レクサスは「乗員への快適性」を追求しているのに対し、ポルシェは「ドライバーの喜び」を追求しています。マカンの正確なステアリング、路面の情報が伝わるフィードバック、そしてエンジンのレスポンスは、レクサスではなかなか味わえません。

品質やサービス、そして燃費性能を最優先するならレクサスも良い選択肢ですが、車を「操る」という本質的な楽しさ、そしてポルシェというブランドが持つ特別なドライビングエクスペリエンスを求めるなら、マカン以外に選択肢はないでしょう。


第6章:マカンオーナーとしての喜びと、賢く乗り続ける未来

ポルシェ マカンは、単なる移動手段としての車ではありません。それは、あなたのライフスタイルを豊かにし、日常に刺激と喜びをもたらす特別な存在です。

マカンがもたらす日々の喜び

マカンを所有する中で、私は多くの喜びを経験してきました。毎朝、ガレージでマカンを見るたびに感じる高揚感。都市の道を軽快に走り抜け、混雑した駐車場でもスマートに停めることができる安心感。週末には、都会の喧騒を離れて、ワインディングロードでマカンの真価を存分に引き出すことができる興奮。そして、ポルシェオーナーズクラブのイベントで、同じマカンを愛する仲間と出会い、情報交換をする楽しさ。これら全てが、マカンが私にもたらしてくれたかけがえのない喜びです。

マカンは、私にとって信頼できる相棒であり、共に冒険を繰り広げるパートナーです。

高いリセールバリューという安心感

ポルシェは、そのブランド力と高い品質、そして根強い人気により、一般的に高いリセールバリューを維持する傾向にあります。マカンも例外ではなく、適切なメンテナンスと、人気のオプションが装着されていれば、将来売却する際にも比較的高値で取引されることが期待できます。これは、購入時の初期投資を回収する上で非常に重要なポイントであり、賢い乗り換え戦略を立てる上でも有利に働きます。私も、次のポルシェへのステップアップを考えた際に、マカンのリセールバリューの高さに助けられるだろうと期待しています。

マカンの未来:電動化への期待と内燃機関モデルの価値

ポルシェは、将来的にマカンをフル電動化する計画を発表しています。次世代の電動マカンは、静粛性や環境性能がさらに高まり、都市での使用において新たな価値を提供するでしょう。

しかし、私のような内燃機関モデルのオーナーにとっては、その価値がさらに高まるという側面もあります。電動化が進む中で、ガソリンエンジンのマカンは、ポルシェの伝統的なドライビングフィールを味わえる貴重な存在となるでしょう。エンジンの鼓動、PDKの小気味よい変速、そしてマフラーから奏でられるエキゾーストノートは、電動モデルでは得られない五感に訴えかける魅力です。

締め:あなたのポルシェ マカンを選ぶ、その瞬間のために

ポルシェ マカンは、単なるSUVの枠を超えた、特別なドライビング体験と所有する喜びを提供してくれる一台です。私がオーナーとして語る「真実」が、あなたが後悔のないマカン選びをする上で、少しでもお役に立てれば幸いです。

新車で究極のカスタマイズを追求するもよし、あるいは中古車で賢くポルシェオーナーになるもよし。どの選択をするにしても、この記事で解説したポイントを参考に、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけてください。

最終的な決断をする前に、必ずポルシェ正規ディーラーで実車を見て、試乗し、マカンの魅力を肌で感じてみてください。ポルシェの専門家が、あなたの疑問を解消し、最適な一台選びをサポートしてくれるでしょう。

あなたのカーライフを次のステージへと引き上げ、日常に刺激と喜びをもたらすポルシェ マカン。
僕もこの車を買って良かった、そして好きなガレージを作ることができたと感じています。

というよりは、自分の趣味に使える時間やスペースができるのことが何よりもいいのではないでしょうか?

長い文章になりましたが、ここまで読んできただきありがとうございました。
皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問・依頼・相談等があれば、費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。

土井工務店 代表 土井健史

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