リフォームの訪問販売会社の営業マンで働いて良かったと思うこと

こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
僕の経歴として、リフォーム訪問販売の会社で半年ほど休み無し、ブラック企業のような環境で働いていた経験と現場の職人と工事をしている経験、僕自身が工務店をしているといった経験を通じて悪質な訪問販売、手抜き工事に読者の皆様が合わないようにブログを更新していおります。

さて、今回はそんな僕の経歴の中で、訪問販売=悪!騙されている、手抜き工事が多い、という印象が多いリフォームの訪問販売の会社で働いて良かったということについてお話しようと思いますので、リフォーム会社や訪問販売の会社、工務店、営業職の転職を考えている方には役立つ記事になります。

先に結論から述べると、僕がリフォーム訪問販売の会社で働けてよかったと思うことは、

  • お客さんの家に訪問するという緊張やプレッシャーは無くなった
  • お客さんの気持ちがわかるようになった
  • 職人(現場)とお客さんの感覚のずれが見えた
  • お金の重みに気づけた
  • 営業マンの人間性を知ることができた

上記に加えて、”全ての訪問販売が悪というわけはない”ということを踏まえて、僕がリフォームの訪問販売会社の営業マンとして働いた半年から学んだことについてお話しましょう。

目次

訪問販売の営業をして良かった実話エピソード

お客さんを騙しているのではないか?
僕らのリフォーム工事は高すぎるのではないか?
そんな疑問と戦いながら、訪問販売や点検商法を毎日のように行い”ピンポーン”とチャイムを押す。

営業当初は月間1500万などの契約金額を作りルーキーとして成績を残した。
しかし、ある日を境に僕の中で罪悪感が生まれ、商品が売れなくなった。

自分の中でこの金額は高いのではないか?と思うと、知らぬ間に営業は自分の商品に自信が無くなり、表情や雰囲気に表れてお客さんが”売りにきている”と気づき、もうお客さんの中で鉄壁の守りが生まれる。

そうなると、営業は難しく売れない。
そんな時に僕が助言をいただいた言葉は”僕らのような訪問販売のリフォーム業者は日本中にいくらでもいる、お客さんは君と契約しなければ、違う訪問販売と違う形で契約するだろう、君が商品を売ってあげなさい”。

この言葉は真理だと僕は思ったし、何よりも僕がこの人に提案をしてあげなければいつかこの人は悪質な訪問販売に騙されるかも知れない。
僕がお世話になっている会社は訪問販売の会社ではあるが、補償はあるし大きな会社ではあった。

これ以降、僕の訪問販売営業に対する思いは熱くなったし、”悪質な訪問販売からお客さんを救おう!”この気持ちで営業をしたい!それが僕が訪問販売の営業で学んだことではありましたが、どうしても僕の中で引っかかっている部分がありました。

その結果、半年ほどの在籍で僕は現場のリフォーム工事を中心とした職人として独立します。
もちろん最初は全く仕事ができないので、昔お世話になった職人に来てもらい、お金を渡して仕事をしてもらい真似して覚える、これの繰り返しでした。

結果的に今では多くのことが1人できますし、2022年11月30日に株式会社store39を設立するに至りました。
これもひとえに支えてくれた人たちのおかげです。

また、僕の思いとして、訪問販売時代に”工事をしてほしい!でもお金がたくさんない”
このような人を少しでも救えるのではないかな?という思いや、本能に良いものを届けたいという思いから、営業だけでなく工事ができる会社をつくりました。

リフォームの訪問販売の営業に向いている人

基本的に営業マンというのは数字に追われているし、会社に利益を残さなければならない。
リフォームの営業に向いているような人の特徴は次の通り

  • 数字を優先できる
  • 連絡がマメ
  • 職人さんにも積極的に意見交換できる
  • お客さんに高い見積もりを出してもビビらない
  • お金の重みを知っている
  • クレーム対応ができる人

他の営業を悪くわけではないが、リフォームの営業は一人あたりの単価が高い。
そして、利益を残すにはその高い工事金額にさらに金額を乗せる必要があるし、それを全然利益が残らなくてもお客さんにとっては大きな金額になる場合が多い。

それでもリフォームの営業は売らないといけない。
また、リフォームの訪問販売の会社は日本中にあり、お客さんも一軒家の角地なんかは訪問販売の営業を腐るほど経験しています。
このような現状で、リフォームの営業マンは仕事をとってくるため、リフォームの訪問販売営業に転職を考えている人は難易度が高いのを覚悟してください

営業と職人のズレが手抜き工事・不良工事を作る原因になっている

職人と営業では根本的に現場の見方が異なります。
実際に営業は仕事をとってくる、現場は仕事をこなすといったように分業されているため、全てがお互いにできるわけではないんですね。

特に営業の〇〇さんは工事ができると言っていたけど、職人がこの工事はできないと言っていると怒るお客様も多くいます。
ではなぜこのような問題が起きるのか?

営業は数字やマニュアルで工事ができるか判断する。
現場の職人は現場と工事内容を見て工事ができるか判断する。

この差はとてつもなく大きいし、1歩間違えると工事ができない、大赤字になるといった大誤算がリフォームの工事にはあります。
特にリフォーム工事というのは0から作るのではなく、既存のものを利用して綺麗にするため既存のものや下地の状態によっては新しくやり直す必要が出てくる場合や、既存のものや下地が使えないといった状況が普通にるからなんですね。

こういった職人と営業の認識の違いやお客様のクレームは新築のほうが少ないという職人も実際に多い。
そのため、現場を全く知らない営業が難しい工事を契約すると大変な工事になるため、利益を残すには”手抜き工事”をするしか無い、といった現場の状況を営業のせいで生んでしまうかもしれないといったのも元請けと下請けの歪みかもしれませんね。

もし、読者の皆さんがリフォームの営業マンに転職を考えているのならば、こういったことがあるということ理解して上でリフォームの営業マンというよりは、家のお仕事(建設業)に転職、就職の参考にしてください。

リフォームの訪問販売でキツかったこと

リフォームの訪問販売だけで無いと思うが、基本的に電話がずっと鳴り響くため営業とプライベートを分けるのが非常に難しいし、特にリフォーム訪問販売は営業の言ったことが工事につながるし、クレームも多いのがこの建設業の中のリフォームという仕事でした。

特に建築は一軒一軒のクレームが大きいため、一つの失敗で工事の利益が吹き飛ぶなんてこともよくあります。
そのため営業は責任感を求められることが多く、自責である必要があると僕は思っているのでその点が大きいと言ったことがしんどいのではないかな?と思っています。

また、最初は現場も全く分からない素人の人はリフォームの営業を覚えることはとても大変だと思います。
実際にリフォームを知らない人がこの業界に入ってきてすぐに辞めるといったことは当たり前にあるので、特に女性に厳しい業界だと思います。

リフォーム39の記事を読んでいただきありがとうございました。
当サイトは”手抜き工事・悪質な訪問販売・違法建築”からお客さんを守るために、リフォームの教科書ブログになることを目指しています。

工事依頼・質問・依頼・相談等があれば、気軽にお問い合わせからご連絡ください
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店代表 土井健史

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