こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
先日、当社と取引のある方から?
土井くん、ヤングケアラーって知っているか?と言われましたが、僕は全く分かりませんでした。
一時社会問題になったようですが、私も知識不足のため今回私なりに勉強をさせていただきました。
その中で経営者目線で考えさせられることや、就職や社会復帰ができない、貧困、学業不振、孤立、貧困、いじめといったことが背景にあるのも目につきました。
そんな中、僕は偽善のようなことは口にしない僕ができることは何か?と考えた結果、僕なりにヤングケアラーの子達が社会に出て活躍、普通の人たちと同じように働くことができるようになるには?という視線で今回の記事を書くことを決めました。
余談ですが、僕が聞いた話では、ヤングケアラーの子たちは両親、祖母の介護や家庭の事情によってまともに職歴や学歴のない子供達が多いと聞きました。
そして、最終的にはまともな職にはつけずに、家もない漫画喫茶暮らし、その日暮らしの日雇いアルバイト暮らしというのも耳にしました。
そんな背景の中、僕も全くお金のない中、なんとかたまたま経営者として目が出たので、ヤングケアラーの人たちがどうすれば就職や一般企業に勤めることができるのか?と経営者目線で考えました。
今回は客観的にヤングケアラーの人たちを見た記事と知ってほしいという思いで記事を書きました。
ヤングケアラーとは?

ヤングケアラーとは、家族にケアを必要とする人がいる18歳未満の子どものことです。
病気や障害、精神的な問題を抱える家族の世話や家事などを日常的に行っているような状態であり、一時社会的な問題にもなりました。
ヤングケアラーが抱える問題は次の3つです。
- 学業への影響: 勉強時間や睡眠時間の不足、学校行事への不参加など、学業に支障をきたす可能性
- 心身の負担: ケアの責任や負担感から、ストレスや不安を抱え、心身の健康を損なうリスク
- 社会的な孤立: 自分の状況を周囲に理解されにくく、相談相手を見つけられない、孤立してしまうケースも少なくありません。
社会的な支援の必要性もあり、ヤングケアラーは、子ども自身の成長や将来にも影響を与える可能性がある深刻な問題です。そのため、周囲の理解と適切な支援が不可欠と考えられていると今話題になっています。
ヤングケアラーの現状
ヤングケアラーとは、本来大人が担うべき家事や家族の介護などを日常的に行っている18歳未満の子どものことを指します。厚生労働省の調査によると、小学6年生の6.5%、中学2年生の5.7%がヤングケアラーという結果が出ており、決して少なくない数の子どもたちが、家族のケアを担っています。
厚生労働省が令和2年に出したアンケート結果(ヤングケアラーの実態に関する調査研究について)はこちら。
※令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
ヤングケアラーは、家事や介護に多くの時間を費やすため、学業や友人関係に支障をきたす可能性があります。睡眠不足やストレスを抱え、心身の健康を害するリスクも懸念されます。
ヤングケアラー問題は、社会全体で解決していくべき課題です。周囲の大人がヤングケアラーの存在に気づき、適切な支援につなげることが重要です。学校や地域、行政が連携し、ヤングケアラーが安心して生活できる環境を整える必要があるでしょう。
具体的な支援としては、
- 相談窓口の設置: ヤングケアラーが悩みを相談できる窓口を設ける。
- 学習支援: 学習の遅れを取り戻せるよう、個別指導や学習支援を行う。
- 一時 respite care: ヤングケアラーが休息できるよう、一時的に家族のケアを代行するサービスを提供する。
- ピアサポート: 同じ境遇のヤングケアラー同士が交流できる場を設ける。
などが挙げられます。
ヤングケアラー問題は、子どもの権利を守るという観点からも重要な課題ですし、子どもたちが、子どもらしく過ごせる社会を目指し、一人ひとりができることを考えていく必要があります。
ヤングケアラーの家庭環境の課題と社会復帰への課題
ヤングケアラーは、家族の介護や家事などを担い、年齢に見合わない負担を抱えています。
家庭環境の課題
- 経済的な困窮:介護や障害のある家族を抱え、医療費や生活費の負担が大きい。
- 親の精神的な不安定:親が病気や障害を抱えている場合、精神的に不安定になり、子どもに依存するケースも。
- 家族関係の希薄化:家族のケアに時間が取られ、 siblingsとのコミュニケーション不足や孤立が生じることも。
社会復帰の課題
- 教育機会の喪失:ケアのために学校を休みがちになり、学習の遅れや進学の断念につながる。
- 就労経験の不足:ケアに専念し、アルバイトなどの就労経験を積む機会が少ない。
- 社会性の欠如:同世代との交流が少なく、社会性の発達に影響が出る可能性も。
- トラウマ:家族の介護や死別など、精神的なトラウマを抱えるケースも。
ヤングケアラーへの支援は、経済的支援、学習支援、就労支援、心理的ケアなど多岐にわたります。彼らが社会で自立し、自分らしく生きられるよう、社会全体でサポートしていく必要があります。
それではこういった背景の中、経営者として感じた三つの壁について解説しましょう。
社会復帰するための3つの壁
社会で活躍をするには、どうしても次の3つの要素が必要となってきます。
それは、学歴、職歴、資格この三つがどうしても採用の際に見られるポイントで、家庭環境の影響からコミュニケーションもうまくすることのできない子供たちもいる中、どうすれば社会復帰できるのか?
また、このデメリットは経営者から見てどのように映るのか解説していきましょう。
職歴がないことについて
プロフェッショナルな働き方が無い日本ではありますが、少しずつ企業はフリーランスの仕事ができるような人材を欲している傾向にあり、そんな中職歴や経験という部分は企業にとっては非常に重要視する部分ではあります。
一般の人でさえ、職歴や実務経験を3年や1年以上求められるケースがたくさんあり、その中で自分が何ができるのか?ということを証明していきます。
そのため、今まで何かをやってきたという実績が少ない、というのは少なからずハンデになってしまいますので個人的にはまずはこの職歴をつけるということがいますぐに何かできるという意味では最優先事項ではないでしょうか?
学歴がないことについて
学歴が良い人は仕事ができるといわけではありませんが、基本的に努力して挫折と施工体験を繰り返している人たちは優秀な人が多い印象があります。
実際に学歴の高い人やスポーツ経験者にはこのような体験や経験が多いため、就職においては非常に重要視される点ではあります。
そのため、学歴が重要視されてしまう新卒採用などは非常に不利になってしまうというよりは、新卒では無いのに新卒と同じ年齢の枠で募集している求人を受けても難しいとも言えます。
資格、対人能力への課題
やはり企業は相手のことを知る術がないので、その子の性格または持っている資格などは要注意してみています。
そんな中、何もないような状態では企業もなかなか正規雇用は難しいという企業は多くあるのではないでしょうか?
また、対人能力も企業で働くに至って非常に重要な要素のため人とな話すのが苦手な人にとってはいきなり大きな企業で働くというのは非常に難しいものがあるため、まずは経験をつけることからスタートしていくのがいいと個人的に感じます。
経営者目線で見る社会復帰への道
僕が個人的にヤングケアラーの人たちに感じたことは、どうしても家族がいるので長い時間働くことができない、他にできることがわからない。
結局そのまま大人になってしまって、浦島太郎のような状態になってしまったというケースになるのではないかな?と想定することができます。
個人的には企業の受け入れがある支援の場所や、各種市町村役場に問い合わせるのも一つの手段ですが、自分自身の自己研鎖も怠ってはならないと僕は思いました。
自分を変えるには環境を変えるか、鬼のハードワークをする、これしかないんですよね。
ですが、これはあくまでも普通にスポーツをやってきた人ができることでそれもその中でも一部の人間ができることなので、強要することは間違っているとおもいます。
そもそも相談窓口があることすらわからないですし、家庭での暴力があった子供や今も介護している優しい子たちにとって急に厳しい現実を突きつけるのも間違っているような気がします。
そのため、独学で何を覚えるか?企業にその過程を認めてもらうにはどうするのか?こういった部分を考えいけると面白いのではないでしょうか?
締め:学歴、社歴が必要のない世界があるということを知ってほしい

僕の仕事は建設業です、
体一つと気持ちがあれば、職歴も学歴も要りません。
そして、現場で働く職人も今後もっと減っていきます。
そして、需要はますます増加するため引く手数多の存在になれる可能性があるのが職人です。
当社、土井工務店ではヤングケアラーの受入を行っていますし、そのさまざまな仕事を経験させてあげて選択肢を与えてあげる。そんな世界があってもいいのではないかなと個人的には感じました。
まあ、興味ある方は当社の採用ページを一度ご覧ください。
それでは、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史