こんにちは土井(@takeshidoi73)です。
大阪市都島区でリフォームリノベーション専門店と土地建物の買取/再生の事業をしています。
現場仕事は3Kと言われ、きつい・危険・汚いの代表的な3種と言われ若い世代が近年は減少し、不労所得という言葉が生まれ、労働収入というものが良いイメージが無いと昨今、現場仕事は儲かるのか?と言われている中、工務店を経営しております。
つまり自分の身体を酷使して儲かるのか?という疑問について今日は答えましょう。
雇用形態次第でサラリーマンと同じでは、職人の給料は基本的に普通のサラリーマンと変わりません。
中卒や低学歴の多い職人が大卒のサラリーマンと比較しても、独立して手に職をつけて仕事の頭が悪くなければ、サラリーマン以上に稼ぐ職人も多い。
初めに職人は基本的に経営者を除くと、個人事業主が6割−7割ということを理解してください。
誰かの会社員のような存在でも基本的には請負という形の取引先でその親方が子分を連れて、社員という形で引き連れていると言った形です。
おそらくこの特殊な雇用形態もインボイス制度の導入で大きく変わることが予測されています。
また、社会的には請負・下請け・取引先と呼ばれ、職人の中では社員となっています。
これが職人の雇用の仕組みなので、会社員としてやっていきたい方=社会保険や厚生年金が欲しい方はきちんとした中小企業または大手企業の直属の職人になることをお奨めします。
余談ですが、弊社の場合では株式会社なので職人は会社員として雇用するか、そもそも外注先として雇用しないかの二択になります。
ではこれらを踏まえて、具体的に給料や日当について平均的な数字を答えていきましょう。
職人の給料は日当か請負
職人の給料は請負つまり仕事をもらって、何かの工事を依頼され依頼費(請負費用)金額で原価や材料代、ゴミ代を計算し、残った経費が自分の給料となります。
一人で行っても効率が悪い場合などは自分のお金で別の職人を呼ぶことになり、この呼ぶ時に支払うお金も日当または請負でお金を支払っています(通称:応援とも言う)
ちなみに日当は腕の良い職人さんは応援の日当は1日に2万円などは普通で、関東では3万円などが普通。
また、僕の友人の職人さんは午前の仕事で2万円もらい、午後でも2万円の仕事をし日当4万円ほど稼ぐ人もいた。
職人は腕次第で儲かります。
また、職人といってもさまざまな業種があり有名な業種であれば下記の職人がいる
職人職種一覧
- 大工
- 設備(水道)
- 消防設備
- 電気
- ガス
- ダクト工事
- クロス
- 床(CF,長尺シート)
- タイル
- 左官
- 塗装
- 軽天
- 屋根
- 足場
- コーキング
- 冊子
- ガラス
- 瓦屋
まだまだ職人は種類があり、あげればキリがないのでこの辺にしておきますが、常に職人は減少の傾向にあります。
また、職人も上の職種一覧から稼ぎやすい職人と稼ぎにくい職人があるので、そこは間違えないようにしてください。
ここで明言するのは職人に失礼なので書きませんが、職人の数が少なく需要があるものほど単価は高いです。
もちろん収入が高い=難易度は上がりますが、手に職をつければ稼げると思うのは大工、電気、水道をお勧めします。
ちなみにですが、稼げない職人は素人でもできてしまう職種なので、お察しください。
坊主=仕事ができない職人の最初の給料
僕が現場に行かせていただいた時は坊主、つまり仕事のできない素人だから給料は初期スタートです。
ちなみに坊主の初期スタートは8000円で、週1日休みなら一ヶ月で20万円しか稼げない厳しい世界。
つまり早く仕事を覚えることができないと、一生この日当分のお金しかもらえず工事の請負なんてもってのほかの世界なんですね。
理由は坊主は基本的に仕事をもらっても責任を果たせず、途中で仕事を放棄するだけと思われおり、チャンスを自分から掴みに行かない限りずっと坊主のまま。
また、独立した職人と認めてもらうには、職人は自分の工具を全て自分で揃え、車などの運搬器具を所持するのが当たり前。
会社から支給されるのは、サラリーマンの職人である会社ということを理解してほしい。
これらは最低坊主でも持っておくべき工事であり、僕が工務店に修行に行った際にも必要と言われた最低限の工具を下に記載しておきますので、参考までにどうぞ。
- マキタ18V インパクトドライバー
- スケール
- カッター
- バール
- ハンマー
ちなみにですが、職人の中には3年以上職人をしているのに道具すら揃っていないような職人も数多くいます。
こういった職人は結果的に独立も遅いし、仕事も覚えないといった傾向があり、独立するのはまだまだ先の話で稼ぐのは難しいでしょう。
職人の休日・休み
基本的に仕事は自分で決まるので、休みは不定期。
完全な個人事業主という職人は仕事があれば、一ヶ月休む暇もないという職人もいたり、逆に仕事がなくてずっと休みだという職人もいるので、その場合は毎日が夏休み。
ちなみに内装業は別だが、外がメインの仕事(屋根など)は雨が降れば基本的に仕事ができないのでその場合は休み。
もちろん職人としての腕も大切であるが、営業力や人間性も職人は問われる。
ちなみに個人事業主として独立した職人は”一人親方”と世間から言われています。
多くの職人はこの立場に該当しているか、サラリーマンの職員をしている場合が多い。
ちなみに会社員の職人は聞いている限りでは週1回または週2回のようなイメージをしてください。
本当の会社員のように週休二日で8時間労働というわけではなく、12時間ほど働いての週休1日という会社もある場合もあり、逆にゼネコンでは労働時間にうるさい会社もあります。
結果的に会社次第ということですが、建設業は労働集約型なので拘束時間が長い傾向にあります。
また、余談ですが現場作業中の休憩時間は10時のコーヒー休憩、12時の1時間の昼飯、15時のコーヒーといった感じ。
リフォームの職人になるにはどうすればよいのか?
結論から言うと、まずは安い給料で8000円でどこかで修行するべき。
おすすめは小さな会社で、若い時から責任を負かしてくれる会社や一人親方の下につくことををお奨めします。
理由は現場仕事は本当にやってみないと上手くならないし、昔ながらの昔ながらの見て覚えなさい!といった風習は無いものの自分でやれないと意味がないので、それに近い。
そのためにまずは自分で仕事を受けさせてもらう前に、腕の良い職人の元で子分になって、仕事をさせてもらうことがいちばんの近道ではないでしょうか?
余談ですが、僕の場合は現場と営業をしているので受注した仕事を師匠たちにお願いして、そこに自分が入る形で仕事を覚えていきました。
かなり特殊な例でしたが、年齢的な制限もあったので自分で仕事を受注する以外仕事先に読んでもらえない、といったケースでしたね。
今では1人で現場も行きますので、営業ができてよかったと心から思います。
結論:職人は稼げるのか?
僕は年収1000万円なら職人として極めれば、5年あれば狙えると感じました。
理由は若い世代が減少して、年齢を重ねた職人が多く人が足りないからではないでしょうか?
しかし、稼ぐには職人でも一つの仕事を極めるだけでは食べていけないのがこの建設業界。
仕事ができる=稼げるはまた別で、最後は人の人間性であったり、行動力が必要。
そのため、職人の世界もスキルが2つか3つほど極めて稼げるようになるといった感触。
僕の場合であれば、営業スキル×発信活動ができるITの能力×現場 これらが合わさった結果独立することができている。
そして、最後に個人的には大工、電気、水道が好きなので、お薦めします!
僕も営業だけど電気工事士2級持ってるし、大工工事をしながら水道工事も簡易なものであれば自分で工事するようにしていますので能力が一つでは稼げない時代に今は突入しています。
最後に、皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史