大阪市都島区にある土井工務店代表の土井(@takeshidoi73)です。
住宅と店舗に特化してリフォーム/リノベーション専門店を経営しております。
”絨毯の汚れが取れない!絨毯やカーペット汚れやシミがについてしまって取れない”
そんな相談を先日受けました。
ネットに載っているような汚れが落ちる方法でカーペットのシミを抜こうとしたけど取れなかった、といわれ当社が絨毯の張り替えをするべく床の内装リフォーム工事を行いました。
今回工事をさせていただいた方は、家にペットを飼っている大阪市都島区のマンションの方でペット(犬)を飼っているお客様でした。
ペットのおしっこなどがついてしまうといったケースが多く、絨毯の汚れというのは一度ついてしまうと中々、汚れが落ちないんですよね。
特に絨毯やカーペットを一部だけ張り替えることはできないのか?と言う話をよく相談されます。
先に結論から言うと、絨毯の場合は扉と扉の框(見切り材)の間で一体型になっている場合が多いので、もし、綺麗な仕上がりで張り替える場合は、その一帯を張り替えるしかありません。
ちなみによく店舗で使用される正方形のタイルカーペットであれば、そのサイズ内であれば取り替えるだけで済みます!
一部張り替える場合は目地ができても費用を抑えたい!というお客様の要望であれば、目地を見えることを承知で一部を張り替えることも可能です。
つまり絨毯の一部張り替えは汚れが例え一部でも、その一部切り抜いて張り替えではなく、カーペット全体の見切りから見切りまで取り替える必要があります。
実際に床の絨毯を取り替えるたので、工程や内容についてご紹介したいと思います。
絨毯の床リフォームの手順 グリッパー工法
ニーキッカーという特殊な道具を使って、このグリッパーと呼ばれる棘のついた下地に絨毯を引っ掛けるようにして施工をするリフォーム。
そのため、ニーキッカーは文字の通り膝で蹴り上げるため膝の負担も大きいので職人もこの工事をする際には怪我のないように十分気をつけています。
今回の工事は汚れた既存の絨毯を撤去して、傷んでいる下地フェルトを交換して、下地処理を行い、その後に絨毯を引いていく流れになります。
床材(絨毯)のめくり撤去
写真を見てわかるように絨毯がかなり汚してしまっているのと、マンションの下地のクッション材にもなるフェルトも汚れているのが分かります。
今回はこのフェルトと絨毯を撤去して、 新しいフェルトを新設していきます。
下地調整
基本的に絨毯の後は床下地が悪くなるので、下地処理(床の清掃)がとても重要です。
写真では、ヘラで旧フェルトがくっついているのを丁寧に床から剥がしています。
余談ですが、下地が悪すぎるのにも関わらず、下地処理をしない職人や工務店が存在します。
しかし、それは明らかに手抜き工事で特にマンションは土間(コンクリートが割れている可能性もあるので、凹凸が激しく床の傾きにもつながるので、業者の手抜き工事にだけ注意したいところです。
下地のフェルト
下地のフェルトを新設です。
今回のフェルトは絨毯が高価なものということもあり、分厚めの質の高いフェルトを利用しています。
これを周囲のグリッパーの内側に収めるようにして施工を行います。
グリッパー工法で床材(絨毯)を貼る
今回の品名は「サンゲツ サンビクトリアR VTR-101」
上記の写真からかなり分厚いのがお分かりでしょうか?
商品的にも定価で㎡10000円を超えるような品物で大阪の大丸やパルコのブランド店に入っているような絨毯になります。
確か心斎橋パルコのバーバリーもサンビクトリアRを使用していたと僕が歩いた感じでは感じました。
このような質の高い商品を使っているマンションはかなり少ないのですが、動物を飼ってしまうとどうしても汚さないというのは難しい選択になるのかもしれません。
汚れを気にする人はCF(クッションフロア)がオススメ
絨毯に比べて高級感は劣るものの、CFにはメリットが3点あります。
- 工事費用及び材料代が安い
- 床下地をベニヤなどで捨て貼りすることで、綺麗に貼れる
- 水や汚れに強い
どうしてもペットを飼っている方や、床の汚れが気になる方はCFを推奨しています。
フローリングやフロアタイルを貼るという手もありますが、汚れやメンテナンスの簡易さなどを考えれば、一般家庭はやはりCFを推奨しますね。
締め:絨毯は寝室のみなどにする方が良い
結論、汚れやすいので綺麗な身体の状態で入る寝室を絨毯やタイルカーペットにすることオススメします。
また、絨毯は汚れが目立ちますがメリットとしては素足で歩くことが楽にできるというメリットもありますので、マンションの方で絨毯にリフォームしたい方は寝室や洋室の一部屋に絨毯を施工するのはいかがでしょうか?
皆様が少しでも素敵な時間をお家で過ごせるよう願っております。
質問や相談等があれば、記事を読んでくれた方に費用等はいただいておりませんので、気軽にご連絡ください。
それでは時間を大切に良い一日を。
土井工務店 代表 土井健史